真剣な眼差し
野生の生き物が餌を獲っている時の眼差しはどんな動物でも真剣だ。働いている労働者も真剣な眼差し、目付きで作業をしていた。子供の頃は道端で刃物を研いでいる、石を彫っている、氷を切る氷屋、穴を掘る土木作業を立ち止まってい見ていた、時によっては大人も一緒になり見ていたものだ、真剣で迫るものがあったからだろう。左官屋が二階の土壁を塗るため下から土壁の塊を投げあげ、それを木の板で受け止めて薄く伸ばし塗ってゆく作業など圧巻だった、しかし現在見とれる作業がないし町内に名人達人がいなくなった。極端な言い方をすると今日職場に入りすぐに作業が出来るようになった気がする。その点、このゴイサギは真剣な眼差しだ、養魚場の生簀の魚を集団で夜間に全部食べてしまう悪い奴だが眼は真剣。
夏草の伸び盛り薮茗荷 枯沼
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