2012年6月30日土曜日

ハンゲショウ

公園の池の畔にハンゲショウの花が咲いた、この名前を聞くと暑い真夏を想像するのはなぜか。
疎開先の滋賀県日野近郊の村で子供心に痛く焼き付く行事があり、それが焼き付いているのだろうか。農業をしている家を見たり出入りしたりするのも初めて珍しく夏至から11日目にあたる半夏生は農業ではかなり重要な日だと広辞苑では説明しているから米どころの地帯だけに催事があったのかもしれない。ハンゲショウと云う植物も葉の半分が白く珍しいと云えば珍しいと思うし清楚な植物で今頃の風景に似合う。
葉の一部塗り忘れたか半夏生   枯沼





2012年6月29日金曜日

危機(木々)管理とリスク

先の台風で動物園のリス小屋が倒れた樹木で一部壊れ飼育していたニホンリスが逃げ出したが数年前にも嵐で樹木が倒れて同じようにリスが逃げ出している。同じ事故が二回発生しており危機管理が出来ていないといっても過言ではあるまい。木が倒れて飼育舎が壊れたのは木々の管理が出来ていないからで、昨年野鳥が来る大木を切り倒したと僕はこのblogで嘆いたが危機管理のためなら仕方がないかと思ったが全く木々の管理が出来ておらず危機管理が無い事を露呈した。管理者側に言わせれば動物飼育にはリスクはあり、逃げ出せばリス苦も強いるのかもしれない。昨日見に行ったら未だ写真と同じニホンリスが走り回り子供が歓声を上げていたし今日の新聞報道によると30匹逃げたはずが38匹捕まえて未だ走り回っているらしい、当分リスク管理よりリス管理をしっかりしなければ。
写真が2,3日前から大きくなりません、原因不明です。
ニガウリの蔓道半ば蔭みじか  枯沼


2012年6月28日木曜日

真剣な眼差し

野生の生き物が餌を獲っている時の眼差しはどんな動物でも真剣だ。働いている労働者も真剣な眼差し、目付きで作業をしていた。子供の頃は道端で刃物を研いでいる、石を彫っている、氷を切る氷屋、穴を掘る土木作業を立ち止まってい見ていた、時によっては大人も一緒になり見ていたものだ、真剣で迫るものがあったからだろう。左官屋が二階の土壁を塗るため下から土壁の塊を投げあげ、それを木の板で受け止めて薄く伸ばし塗ってゆく作業など圧巻だった、しかし現在見とれる作業がないし町内に名人達人がいなくなった。極端な言い方をすると今日職場に入りすぐに作業が出来るようになった気がする。その点、このゴイサギは真剣な眼差しだ、養魚場の生簀の魚を集団で夜間に全部食べてしまう悪い奴だが眼は真剣。


夏草の伸び盛り薮茗荷   枯沼


2012年6月27日水曜日

トンボが少ない

今日は鳥の代わりにトンボ撮りに出かけたが、これも極めて少ない。本来なら池の周囲を飛び回っているはずだが例えばシオカラ(オス)は見られたがムギワラ(メス)は見られない。デンキトンボと呼んでいたコシアキトンボはまあまあ見られたがイトトンボや名前を忘れてしまったが,この季節に水辺なら普通に見られたトンボがいない、ギン・キンヤンマは少し早いかもしれないが6月下旬だから見られても良いと思うが僕が夢中でトンボ取りをした名古屋郊外と事情は違うのかもしれないが。公園でも毎年少しずつ少なくなっているような気がする。何かしら自然体系が狂っているのか破壊されているのか。
今のうちに皆が動かないと国が滅ぶのではと心配しなければ。


梅雨休み未来よき国期待して   枯沼

2012年6月26日火曜日

ハチが少ない

我が家の物干しにあるナンテンは開花したが遂に受粉しなかった。近所のナンテンの花を見て回りクマバチの写真を撮ろうとしたがやはり来ていない、今年はどうして少ないのか、気をつけて見ているとアシナガバチのような腹の長いハチも少ないような気がする。天候が悪く気温も低いからだろうか、それとも何か他に原因があるのだろうか。例えばススメバチの被害が報道されてハチを見ると殺虫剤をかけて薬殺され絶対数が減り繁殖がうまくいってないとか。
ブンブンブン蜂が飛ぶ・・・と童謡があったがあの様に沢山飛んで欲しいものだ。


クチナシや指輪回るが懐かしく   枯沼

2012年6月25日月曜日

ワルナスビ探してます


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先述のトキワツユクサの側でナスに似た花の棘がきつい雑草があった、10年以上も祖国と離れていたのでツユクサ同様珍しい植物と出会った気がした。調べるとワルナスビと牧野富太郎博士が明治時代に命名した北米からの外来種で抜いたくらいではへこたれずに生えてくるらしい事が書かれていたのを記憶している。そして神田上水も手入れが悪く刈り取られもせずそのまま秋を迎えると赤い小さな丸い実が付いた。あれから8年くらい経過しトキワツユクサは見ることが出来たがワルナスビは見つからない。一時、神田上水以外でも道路端などで見られたのにどうしたのだろう、退治するために農薬など散布して退治してしまったのか心配している。雑草でも動物でも全滅させることはない。
写真は2004年7月28日のワルナスビから。


ノカンゾウ忘れずに咲き人替わり  枯沼


2012年6月24日日曜日

プリンター修理顛末

引き取りに来て24時間経つか経たないうちにクロネコからプリンター修理出来たから明日届ける、配送時間は運転手が電話しますと連絡が来た、本当に修理したのかなと言うと多くのお客からそう言われるそうだ。昨日午前連絡なしに配達して来て修理代金を徴収して行った。梱包を開けると修理票が入っておりプリンターヘッドの動作不良で交換した、純正インクを使用していないと修理票に印刷され6本のインクのメーカー名が個々に打ち出されていた。
急に白黒印刷になった事と全く動かなくなった事についての説明は無い、修理についての質問は平日の昼間にセンターへ電話しろと書かれているが休日だから出来ない。指定通り電源を入れ設定して印刷したら白黒だ。修理前突然白黒になり次いで動かなくなったのでPCの印刷設定など見られなかったので開けてみると写真,A4の各設定でモノクロ印刷にチェックが入っている。クラス会の写真の印刷中だ、途中で設定条件を変えていないのに。これを書き終わったらハガキ印刷や種々の用紙設定を調べる。電話で不具合を時間経過ごとに事象を説明したのだが反映されていない。
白黒印刷は我がPCが勝手にやった事なのか聞いてみよう。


道草にハチ飛びかいて今が夏至   枯沼

2012年6月23日土曜日

トキワツユクサ


初めてトキワツユクサを見たのは帰国し仕事のお誘いが未だ来ない頃、神田上水を散歩していて白い花のツユクサを見つけ突然変異種かと思った。それから注意して見ているとかなりの頻度で見かけるので調べてみるとトキワツユクサという南米原産で観賞用に輸入したものが野生化し広がった帰化植物で外来生物法で要注意外来生物に指定去れていることが分かった。その後神田上水の遊歩道周辺は手入れが良くなり雑草も定植した潅木までが刈り取られ見られなくなった。しかしコーシャの建て替えが終わりコーシャと区役所の管理境界部分に久しぶりにトキワツユクサを見つけた。写真はトキワツユクサ、コーシャはxx給公社らしい。




半袖が涼しき街に苗売が 枯沼




2012年6月22日金曜日

京や江戸の名所図会を見て


洛中洛外図屏風一部・江戸時代
昨日、京や江戸の図絵を観てきた個人の感想ですが。
西洋絵画を在京テレビ各局で放送してくれるからロシア、フランス、ドイツ、イタリア、ベルギー、オランダ、北欧、東欧の美術館へ行かなくても絵画、彫刻などが見られるし最近では画家一人ひとりの生い立ちから晩年まで作画の変遷や思想、背景についても放送してくれる。心打たれてホンモノを見に行きたくなるのもあるし王女、后の首輪、耳輪の宝石の描写技術がもすごく精緻な宮廷肖像画家がオーストリアやドイツにいたと思う。
しかし日本画の緻密さ、細密さは技工面で描画力で西洋絵画にはない卓越したものを僕個人の考えでは持っていると思う。古い中国の絵巻物の中にはあるし学んだのかもしれないが洛中洛外図、江戸名所図絵などに描かれている作業する人、見物する人、旅人の服装、顔の表情の喜怒哀楽まできちんと書き込まれており拡大しても明瞭で誤魔化しがない。絵師が分担し描いたもので西洋絵画とは画材、描写方法が違うとはいえ西洋絵画に影響を与えているほどだ。巻物や屏風の絵と部屋を飾る絵とは異なると言われるかもしれないが大半は海外へ流出している絵画を調査し見せてくれるテレビ局があってもよさそうなものだと桃山、江戸期の絵画を見て素人は感じた。


お向かいのあさがおさいてつゆやすみ 枯沼

江戸名所図会 神田明神一部

2012年6月21日木曜日

よく食べたね


散歩の途中で見たイタドリと思われる葉、葉脈を残して殆ど食べられている。この一枚だけではないのだ、かなりの葉がこの様な状態で何が食べたのか葉の裏側とか茎を見てみたが幼虫も蛹も見られず鱗翅目、鞘翅目どちらかに属する昆虫が食べたのではなかろうかと推定している。
春に卵から孵化した幼虫が食べ始めたのか幼虫で越冬した個体が食べたのだろうかカレイの煮付けを食べたように骨だけしか残っていない、これが本物の骨であれば猫跨ぎだ。話を本論に戻すと鱗翅目の幼虫が蝶や蛾に羽化するまでに、どれ位の葉を食べるのだろうか。畑のキャベツの葉が網目状になっているのを見ると青虫と呼ばれる幼虫がかなりついていた記憶があるのだが、この手の葉一枚一匹ではすまないだろう。
ガの成虫は夜行性が多いが幼虫も夜行性なのかな?


アスパラの穂北の寒さ突き破り  枯沼

2012年6月20日水曜日

プリンターの故障


クチナシ
先日クラス会の写真を印刷したら白黒写真しか出てこないのでPCと印刷機側の設定を調べたが正常。昨日家人が絵をメールで送ってもらったから印刷してくれと言われ印刷したが白黒、取説を見るにはインストールせねばならず、CD-ROMを探しだし読んだが白黒に対しての説明がなく、仕方なしに印刷機のインク6本を差し替えたり紙詰まりの点検をしたりしてみたが機械の表示がC 0000と出て動かなくなった。
 この警告の意味する所を探したが無いのでサービスセンターに電話した。応対した女性は事情を聞くなり機械的トラブルでセンターで見ないと判らない、自費で持ち込むか契約のクロネコ引き取り配達修理代込み13250円のいずれにすると聞くから引き取りを依頼した。
 買った時は多機能で安いと思ったが重いデカイ奴を布団を包む風呂敷に包み担ぐ訳にも行かず新たに買っても同じ位の値段と思い決断した次第。
それにしても不親切な取説、警告の数字の意味する故障原因が分かるように一覧表でも作るべきで、これを探すのに時間を費やした。印刷した本の取説の方が見易いし探しやすい。


あらし来てクチナシ揺れて蟻困り      枯沼

2012年6月19日火曜日

ユリのムカゴ


上水のコオニユリが咲いていないか見に出かけたがまだ開花していなかったが、どの個体にも沢山の零余子(ムカゴ)がついていた。このムカゴはジネンジョに出来る事は知られており小さな馬鈴薯の形をしており秋に食べた事が何回かある、しかし珍しいとか季節の食べ物であって飛び切り美味しくて何回も自ら求めてと感じた事はなかった。
帰宅しムカゴを調べてみると植物の栄養器官の一種で地面に落ちると新しいオニユリやジネンジョなどが出来る。オニユリのは葉が肉質になり出来る鱗芽で球根のような物とヤマイモ、ジネンジョなどのような茎が肥大化して出来る肉芽で芋のような物の2つのタイプがあるそうだ。
僕が子供の頃に名古屋東山の家の近所で取ったものは小さな馬鈴薯みたいだったからジネンジョのムカゴだったのだ。
コオニユリよ!!ムカゴはよいから早く花を咲かせて欲しい。
ムカゴを付けるのはオニユリです、書き間違えております。
梅雨晴れや昔ありしが草熱れ   枯沼



2012年6月18日月曜日

久しぶりの父の日

昨朝宅急便が来て大きな段ボール箱が届いた、開けると父の日と書かれた札が入っており内径10cm深さ10数cmの青竹の筒に豆腐が詰められているもの、がんもどき、油揚げ、その他が入っていた。全て僕の大好物、肉が大嫌いと息子から聞いた嫁さんが手配してくれたものだった。ここ幾久しく父の日だと特別な事も無かったし、もうそのような年でもないので売らんかなの商業主義として知ってはいたが昨日であるとは気付かなかった。
大きな青竹の筒に入った豆腐は奴で食べても食べてもあり、薄味に煮付けたがんもどきも軽く焼いてくれた油揚げも美味しくて食べ過ぎてしまったが竹筒に入った豆腐は家人と今朝も頂いたほど量があった。久しぶりの豆腐尽しに至福だったし気を使ってくれた息子の嫁さんに感謝、そうとは思わず山形の知人にサクランボを息子たちへ頼んでおいてよかった。


父の日に香る竹筒豆腐入り  枯沼

2012年6月17日日曜日

今日も失敗

最近はカラスが啼かない日がない、以前はカラスが啼かない日はあるがxxxは無いと例えた。それくらいで夜中でも啼いていてうるさい。話は鳥ではなく僕の失敗談が毎日或るという話しで昨日はgmailの受信トレイが2年くらいたまっているので古い前の方を削除していた。一年分でやめるつもりでいたがふと見ると一括削除出来ますと黄土色で書かれた注意書きが出ていたのに気が付き無意識にクリックし昨日夜までのすべての受信トレイが削除された。仕事をしている訳ではないし、どうしても必要ならbackupを見れば良いのだが手間がかかる。このようなドジが最近多すぎていけない、他人様はあいつ大分痴呆症になって来たなとお思いだろう。
鳥の方も少し更新しています。


また雛を孵すかツバメ巣ごもりし    枯沼

2012年6月16日土曜日

ショウブ


ショウブの花はどんな花か調べてみたらショウブの花は地味で香りがよく葉の形が刀に似ているから昔の中国で男子の節句に用いられるようになったと書かれていた。写真の花がショウブだと思い込んでいたがハナショウブ、アヤメ、カキツバタの花が写真に似ていていずれがアヤかカキツバタの諺みたいな言葉が出来たようだ。この三種類の花の区別する方法は種々あるようですがアヤメは水のない畑にでも植えられる。これは神田上水に咲いていたからアヤメかハナショウブで葉の主脈が太いからハナショウブと私は判断した。
このように区別をつけるのがややこしい植物はタンポポ、サツキとツツジなど見渡せばかなりある、ややこしい奴を曖昧にする日本らしい呼び名にxxxモドキというのがある。


池めぐるトンボ数減りアオコみず   枯沼

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A4%E3%83%A1

2012年6月15日金曜日

呉服



和服を以前は呉服と呼び販売する店も三越呉服店のように呉服屋さんと言った。最近中国の歴史劇三国志と孔子を見ていると着ているものは呉服、毛布のように生地が厚いものや模様入りのものなど様々だが和服の先祖である事は間違い無し。僕は服装の歴史については全く疏いので見ていて呉服がどのように変遷していくのか興味を持った。我が国は明治維新まで和服だったが中国は宋、明、元の時代は何を着ていたのだろか、元のような騎馬民族も呉服だったのかな?
清朝は満州族で人口が百万くらいで漢民族を統治せねばならず女性も借りだしたため旗袍が考案されたと聞いた。
何を見たら分かるかでもお教えくだされば幸いです。


アカネ来て探す仲間のいない池  枯沼

2012年6月14日木曜日

ニコライ堂

クラス会の会場は御茶ノ水のビルの21階、レストランは南北に窓があり北は湯島聖堂、上野公園、医科歯科大、神田上水などが見えて景色が良いが南側はビルだけで隙間から皇居がわずかに見えた。ふと真下を見るとニコライ堂が見えた。写真のように鳥瞰するのは初めてで周囲がビルでその谷間にあるではないか。最近この付近でニコライ堂が見えないから気にならなくなった東京の名所が予想しない場所で見られたのは驚きだった、流行歌の歌詞の中にもニコライの鐘が鳴ると出て来た屋根に緑青がふき美しい建物。関東大震災や空襲で痛んで修復しロシアの教会として使われているので一度中を拝観させていただきたいものだ。


ひらひらと川蜻蛉飛び雨休み  枯沼

2012年6月13日水曜日

卒業五十年

夕方から卒業50周年のクラス会が開かれる、たしか五十数名の卒業生がいたはずだが死亡、行方不明などで大分減ってしまい連絡をがついて出席するものが二十名、遠路の方は大変だから連絡が付けば良しとして近郊に住むものは電話で出席要請した。地域の役職についていて年度総会とかちあうからダメだという男には、もう年寄りが出る幕ではないからこちらへ来い、へたしたら一生級友と会えなくなるからと脅しかけた。
本来は白昼に開きたかった、そうすれば帰りの心配が少ないし夜道の危険を避けられるのだが夜好きがいて負けてしまった。
卒業したときは皆がこのアオガキみたいだったが干し柿になっているだろう。


青柿や秋熟れる頃幾つある  枯沼

2012年6月12日火曜日

山椒

我が家の鉢植えから浴風園の大きな山椒ヘアゲハ幼虫を転居させた、黄が小さくて四匹を養えないからだ。山椒といえば鰻の蒲焼には必需品、それから僕の好物は有馬山椒で小粒でひりりと辛くて一杯のあて。をぐら屋の山椒昆布もひりひりしておいしいが塩分の関係から控えている。
もうそろそろ時期が終わるだろうが木の芽田楽も家の庭の山椒と味噌、豆腐で何処ででも食べられた季節のおかず、今じゃサンショウの葉すら容易には手に入らない、何処の家でも食べた潮汁つまり身を捌き料理した魚のあら、骨をすまし汁にしたもので母はアジ、サバなども汁にしてサンショウの葉を薬味として匂いを消していたが、考えてみると出汁をとらなくてもアラだけで汁が出来たからだろうがそれさえ普通には食べられなくなっている。


それから四川料理(蜀)には必需品である事は言うまでもない、花椒(フォワジャオ)と呼ばれて蜀椒とも呼ばれるそうで四川料理のしびれる辛さの主役で欠かせない日本と属が異なるサンショウの実の皮。 それが我が家では本場四川料理を何回も食べて辛さが唐辛子でない事を目と舌で味わっているのだが唐辛子の辛さで昨晩も喉が痛くなり咳き込んでしまったら、あら辛さに弱くなったわね。
実は僕も四川では唐辛子を多用していると思い込んでいたが四川料理店のおばさんが日本人は唐辛子で辛くすれば本物と喜ぶからしているのだよ、本場は違うと説明しても分からないから赤く辛くしていると笑っていた。


梅雨入りにスイカ食べてる不思議さよ   枯沼

2012年6月11日月曜日

アリマキとアリ

びっしりとワタアリマキらしいアブラムシが植物の茎についておりクロアリが監督しているよう見える。僕はアリとアリマキは持ちつ持たれつの関係と言われるがアリは監視人でアリマキは人さらいに拐われて来て働かされているように見えてしょうがない。子供の頃に読んだり聞いたりした人さらいは満州へつれて行き鞭で打ちながらサーカスや曲馬団に売るとか働かせるとかする恐ろしい存在で気を付けろと言われていた。この写真でもアリとアリマキを見ると植物から液を吸い取る肉体労働はアリマキ、アリマキから蜜を貰い甘い汁を吸っているのはアリでアリマキの上を歩きまわり鞭を振り働かせているように僕には見えるのだ。
移動するときはアリが運んでゆくと聞いているが稼ぎが悪くなると別の店へ売り飛ばすのと似ているような気がする。


昼に咲く朝顔ありてだらし無く   枯沼



2012年6月10日日曜日

牧師さんのお休み

今朝教会へ行ったらなんだか雰囲気がおかしい、気のせいか沈んだ空気だ。しかし礼拝前の定例祈り会は開かれているし何なのかなと思いながら賛美歌や聖書の今日の部分へ栞を挟んで始まりの鐘を待っていた。時間前に牧師の席に牧師さんが着くがいない、どうしたのかなと思っていたら長老の一人の方が前に出て牧師さんが急病でどうしても来られないから、今日は説教無しにしますと断りを述べた。昨年の大震災以来被災地へ頻繁に救援ボランティアに先週も出かけ自分の体をいとう暇もなく活躍して来たから蓄積した疲れが出たのかもしれない、重い病でなければと案じながら礼拝を済ませた。
説教を100%信ずるか、話しを理解し自分に反映させるかは別として毎週一つの話しを聞くのは楽しみだったし日曜日に牧師さんに会わない教会なんてあり得ない事だから皆さん沈んでいたのだろう。早い回復を主に祈ります。


我の影短き知らず児等遊ぶ  枯沼

2012年6月9日土曜日

逆の立場だったら

久しぶりに玉川上水を歩いた、徹底的に散髪された後遺症で夏草は余り伸びておらず不愉快な気分。その様な訳だから昆虫もほとんど見られずつまらない上水とされてしまった。その中でたった一匹出会った爬虫類、黒い小さな目をしてヒルガオの葉の上で動かなかった、これを見ているうちに人間がこのカナヘビの大きさでカナヘビが人間大だったらと思うとゾッとした。と云うのはサンショで孵化したアゲハの幼虫4匹を某所のサンショへ移動させた時に手でつまむ力の入れ方に苦労したからだ。離れまいとして抵抗する幼虫を引き剥がす力の入れ方が分からなかった。無理やり力を入れては内蔵が損傷しかねず優しくすると摘み上げられ無かったのだ、このカナヘビが恐竜のように闊歩したら隠れるのに大変、食われなくても踏み潰されてしまうからだ。


鳴く筈のニイニイゼミや居場所なく   枯沼

2012年6月8日金曜日

年寄りに必要なもの

 
先日、テレビで見たのであろうが家人が僕みたいな年寄りにはキョウイクとキョウヨウが必要なのだといった。教育と教養なんて今更言われても、駅へ行く途中にある生涯現役と旗指物が出ている事務所へでも行けと言い出すのかと思いぎょっとした。ふれあい老人の家もあるけれど年寄りがしわくちゃの顔を互いに撫で回しても教養が高まる訳でなし、そのようなものは必要なしと答えた。
あなたが考えてるのとまるで違うと怒っている、年をとっても 今日行く所がある、今日用がある 人はボケないしいつまでも若々しいのだそうよと言った。言われてみると毎日が日曜日より毎日用事があり出かける事は精神的に活性しているであろう、ところで僕の鳥見は今日行く所がある今日用があるのに当てはまるのかな。


熟れたビワ鳥食べに来てかしましく   枯沼

2012年6月7日木曜日

FOOMA

以前お世話になった方から家で暇をつぶしていないで展示会でも見て来たらとFOOMA(国際食品工業展)の入場券を頂いたので出かけて来た。食品を調理したり製造したり調理場や工場内部を掃除する、働く人の作業衣など種々の食品製造に関わる機械装置を展示し販売につなげる展覧会、従って見に来ているのはその道のプロと僕のような昔の人。自分の会社や工場に相応しい効率的、省エネ、省人で安価な機械装置はないかと真剣に見ている。
最近の機械装置は以前は使用者側の意見を聞いて作りこんだ装置が多かったがエコとかで機械屋さんが頭で設計し作られたものが見ていると多い、極端な企業はどのように洗浄するのですか、分解して洗うのが大変でしょうねと質問してみるとそれは使う人の仕事でしょう私たちは知りません、馬鹿なことを聞く奴だという顔をされた。
また今まで食品製造に関わったことのない企業がグループを作り参入している、アイデアはよいのだが机上案で制作し、実地に試してないようで手直しが大変だ。逆に僕らが使い慣れた機械装置がコンパクト、或いは今風にデザインされ驚かされた。
錆び付き昔の仕事も忘れかけた人間には刺激になったし見覚えはあるが名前の出てこないお顔に声をかけられ冷や汗をかいた半日でした。


短夜や子規来たり啼く靄の中   枯沼

2012年6月6日水曜日

金星太陽面通過

先日の金環日食は雲が多かったが何とか観られた。しかし今日の金星の太陽面通過はダメだった。
フランスの天文学者は19世紀英領インドへ観測に出かけたが政治的理由で入国出来た時にはとっくに終わっていた、8年後に来るには大変だからとインドに滞在し8年後の当日は曇りでだめだったという話しがあるくらい悲劇性のある天体ショウ。僕は昨夜の天気予報から名古屋か大阪へ出かけたら見られると思ったが俄天文ファンは止めた。そこで次回は見るためにgoogleカレンダーに2117年12月11日に金星太陽面通過と記録しておこうとカレンダーの設定をしたが2050年以上先には進まなかった。仕方がないから忘れないように記憶しておくしかない、これを逃すと日本国内では数百年見られないが長生き出来るかな、それにしても千年近く先の事まで調べる人がいることに驚く。




短夜はからす眠らず汚くて  枯沼

2012年6月5日火曜日

ホタルブクロの使い方

英国の絵本を見ると道端や庭の隅にホタルフクロが描かれている、それだから外来の植物と思っていたら火垂ると書き花の釣鐘型が火垂る、つまり提灯に似ている事から出て来た名前で大和人の発想なんだという事を知った。
母はホタルを捕まえて閉じ込めると言っていたような記憶があるが70年も前の記憶だから定かではないのだ。と言うのは子供の頃に家の近所でホタルブクロを見た記憶が無い、あれだけ草深いところでも生えていなかったのか記憶から抜け落ちているのかもしれない。


夏草や線路の脇で白い花   枯沼

2012年6月4日月曜日

厳守してください

                 
外来魚、外来種の亀やスッポンが多く生息しおまけに溶存酸素量が不足しアオコが出たり池の底が見えない過去の手賀沼や琵琶湖みたいな状態の池、コイは外来魚との生存競争に勝つのか稚魚の生育場所が異なるのか元気。外来魚を釣りに来る輩が時々いる、真昼間にどうどうとルアー釣りで外来魚を釣っていて誰が知らせたのか警官が飛んで来て御用となった。それ以外は糸やルアーを池に張り出した樹の枝に引っ掛けたのがぶら下がっているから分かる・・・・と云った背景の池を通りかかると数人の方がワイワイ言いながら携帯電話のカメラで写真を撮っている、見るとヒゴイが盛んに釣り禁止の立て札を啄いているのです、聞くところでは一度ならず立て札に跳ねたというのです。そろそろ行くぞと声が掛かるのですが跳ねてはくれませんでしたが自鯉主張が面白かったです。


やぶ蚊刺す満月欠けて行く筈が   枯沼

2012年6月3日日曜日

昼の長さ


今月21日は夏至でして東京の日の出 4:24 日の入り 19:00 14時間以上太陽が出ているすごく長い昼間だ。  今年の冬至は日の出 6:46 日の入り16:31  9時間45分夜となる。
この5時間昼間が長いと屋外で活動するには最適で授業が終わって長い時間屋外で遊べるから願ったり叶ったりで飲みに行くには少し明るいという引け目がある。道普請など屋外作業も稼げるから好都合だが日雇いは労働時間が長くなり痛し痒し。北半球が昼が長いと喜んでいる時には南半球では冬至で日が短いと嘆いているのだから世はうまくいかない・・・洒落たつもり。
先程散歩して公園の植栽の昆虫を見ていたらハート型の黄色い紋をつけたカメムシがいた、初めて見たので紹介するが珍しい種類では無いようです。名前をエサキモンキツノカメムシというそうだ。


紫陽花や蝸牛探し寺の庭   枯沼

2012年6月2日土曜日

時計屋さん今何時

腕時計の電池が消耗してしまったので踏切の向こう側の時計屋へ2個持って出掛けた、一個は見るなり家では交換しません、もう一個は見せてくださいと奥で蓋を開けているのかゴソゴソし今電池がありません、またお出でくださいと断られた。
今朝西荻窪の時計屋へ行ったら昨日見るなり断られたカシオプロテックの電池を交換、もう一つのゴソゴソした方は電池が品切れで火曜日まで待ってくれ1000円にすると言うので預けた。
それにしても電池がなければ動かない腕時計が増えて電池を用意していないとは。自動巻きか転勤記念の金張り手巻懐中時計のどちらかを使わざるをえないが、どちらも貴重な記念品だからおいそれと使いたくないが携帯で時間を見るわけにいかないときもあるし。
この他にも腕時計が何個もあるが全て汗に弱いのだ、汗をかきやすい僕は夏は防水式でないとだめ。昨日今日とも昔ながらのいわゆる時計屋さんで柱時計、目覚まし、腕時計を並べて売っている。
近辺に安売り電気屋が出来て時計もそちらでは明らかに安く売っているが毎日店を開けて利益が出るのか他人ごとながら心配になった。


ノアザミや虫たち集めしたり顔   枯沼


2012年6月1日金曜日

招かれざる客

物干し場にある実生から生え出したサンショウ、拾って来て薬味に使って重宝している。これに今年はナミアゲハが産卵し幼虫が孵化した。同じアパートの奥さんがが家人に家で沢山孵ったから一匹あげると下さって、我が家はどうだろうと見てみたら貰わなくても良いくらい居たと家人が悲鳴を上げていた。彼女はどういう訳か昆虫が嫌いで毎年踏み潰しの刑に処しているのだが年のせいだろう気づくのが遅れたのだ。サンショウに限らず彼女管理の植物につく虫を刑場へ運ぶ専用の割り箸が用意されている、指で摘めば済むものを。
今年は摘むのも気持ちが悪いから代理執行せよとのご命令だ、摘んで近所のサンショの木に置いてこよう、しかしよく見ると未だかなり卵が産み付けられているから何回か行かねば。


水無月や紫陽花の藍青(あお)深まりて  枯沼