2011年10月31日月曜日

那須へ行って来ました

マムシグサの果実

リンドウ


娘が休日出勤の代休をとったので那須塩原温泉へ行かないかと誘われたので鳥見に行った、まだ紅葉が下まで降りて来ずトンボが飛んでいたが秋は確実に来ており一部ではモミジが紅くなっている。
秋の草花リンドウ、アキノキリンソウ、センブリ、トリカブトが開花しマムシグサが結実していた。
鳥の方は昨日一日曇りで毎度おなじみの言い訳だがf.4.5のレンズではブレブレだった、鳥はいましたので再度行って見たい。昼と夜は自炊のホテルだけれど車が無い我々は出がけに買い込んだ夕飯とか即席めんをすすったりの二泊三日。
那須は郡山勤務の時に頻繁に行った処だが高速や新幹線が出来て様変わりしていた、開発され別荘がかなり建てられ自然の良さが無くなった。
御用邸の敷地が陛下の配慮で開放され自然観察出来るようになったようだが車の無いのが、このような時に仇になる、すばる360で真冬にロープウエー乗り場まで出かけた事を思い出して家人に話したら50年も前の話しでしょうと一蹴された。




リンドウの珍しき色初めてで     枯沼

2011年10月28日金曜日

自転車走行の礼儀

自転車に乗る人が増え車体が高度化され速度が出るようになった、増えた理由は値段が安くなったからだろう。我々が幼少の頃は自転車を持つ家は商売をされている方かかなり遠くへ通勤されるお父さんで僕ら子供は歩くしかなかった。最近は歩いて10分ほどの駅へ自転車で出かける高校生から勤め人までいるから自転車の交通規則を知らない人も多いのだろう。


つい先日自動車学校が経営している医者モールへ出かけた時に学校から若者が自転車で飛び出して衝突せず少し接触しただけだったが走り去った、以前にも類似の事例があったので即座に自動車学校へ校長に面会に行き車の運転の前に自転車の乗り方、歩行者優先、許可にない歩道は走れない事など十二分教えてから運転を教えたらいかがかと抗議に行った。
おっしゃる通りで早速そのように致しますと言ったが駐輪場に停めてある台数が減ったようだが幼稚園から子供を引き取った若い母親が横一列に隊列を組み喋りながら来るのも困る。


夜酒気帯び取締りをやられたらオトーサンは困りますね。


月末や秋の陽鈍り菊冴えて       枯沼

2011年10月27日木曜日

同期会

お宝
昔の勤務先へ同期で入社した仲間が双月に一回集まる事になっており今回から僕が幹事を頼まれた。何処へ行こうかと考えたが70歳以上入場料無料ですごーいお宝のザクザクしている場所へ行くことにした、そこは東京国立博物館。
教科書に出て来る美術品が肉眼で見られるが最近のウリでして、あるはあるは何時何の教科書で見たか思い出されないくらい沢山ありました。もっとゆっくり見る時間を設定すればよかったと昼食の時に思った。
それにしても博物館は何でいつでもすいているのだろう、修学旅行の小学生か中学生が早足で通り抜けて行くのが不思議だ、何で一日かけて国宝の仏像や絵画、彫刻などを見ないのだろうか、おしいな。
帰りに武蔵野国をもじった高さ634mの電波塔スカイツリーを撮ってきました。


空も青隅田も青く秋気配          枯沼

2011年10月26日水曜日

漆黒の闇

最近、漆黒の闇に幸いに遇わない。最後にあったのはサロマの工場へ電子部品を借りに深夜オホーック海岸を走った時だったろう。
滋賀県へ疎開した時、福島県郡山、北海道中頓別へ転勤になった時の経験だが特に新月の夜の暗さ、星が出ていれば星明りで少しは見えるが五月ころの雨が降る夜は本当に暗くて魑魅魍魎か追いはぎが出て来るのではないかと怖かった。漆黒の闇とはよく言ったもので本当に黒い闇だ、
最近では何処かに照明があり漆黒の闇夜は殆どないから良いけれど、あったら夜道を歩くのは物騒でいけない。しかし闇夜が無くなったから魑魅魍魎、いわゆるお化けがどこそこに出ると云う子供の怪談話が無くなったのではないか。


 さまざまな木の葉舞わして秋が往く   枯沼

2011年10月25日火曜日

明石海峡大橋


海鳥がいると期待して出かけた淡路島と繋がる大橋、真夏日に照らされて対岸は排気ガスで霞んでよく見えなかった。意外に貨物船も通らず静かな海でミサゴがいるはずだと思い込んでいたが見込み違いをした。潮の流れとか朝夕など時間帯があり条件もあったのだろうが下調べをしなかった過ちを犯している。
淡路島から徳島県へ架かる鳴門海峡大橋は昨年見たが、明石側は初めてで本来は徒歩で渡るなどしてゆっくり見るべきであったし、孫文さんの記念館も窓に白いカーテンがかかっていたので寄らなかった。全て鳥見したさで子供みたいな行動をしてしまったが、充分に調べていないためポイントを外しているだろう、渡れば見られたかアカシのすべなし。

秋の陽は長い帯渡し海のどか

2011年10月24日月曜日

古墳

馬見丘陵は地域がら古墳が何基もあり、これは下から上へ眺めたものです、まさに群盲象を評す。
持って行ったレンズでは墳墓が大きくて近すぎて画面に入りませんでした、写真を見ても何のことやら分からないでしょう。
前方後円墳を発掘し上まで登って周囲を俯瞰するため階段を取り付け展望台を設けてある。風雨と人が登ると崩れるから石で表面を固めロック・フィールドダムのようにして、素焼きの土器を模した合成樹脂製のオブジェを配しています。あと3基もあるのですが鳥見に夢中で広大な敷地の中にあるのを見て回る余裕がありませんでした。
余談ですが僕が初めて見た古墳は堺にある大仙陵古墳で監視の役人がいてよく見えず神社のようで松などの植物が生えていて小山に感じました、古代の墳墓と云うと副葬された宝物と中国やエジプトのように秘密を守るために生きたまま閉じ込められた人々を思い出します。
国中にある古墳墓を発掘して副葬品と埋葬された方を見てみたいですね、ここでも宝物が出たのでしょうか、それとも盗掘された跡だったのでしょうか。




秋盛り大和の邑は華やいで    枯沼

2011年10月23日日曜日

足が痛い

ナデシコ
今回の旅でどれくらい歩いただろうか、坂を上りおりもしたし丘陵も少し上った。歩数計を持って出たのだがその習慣が無くて宝の持ち腐れだった、普段の鳥見の場所や散歩は一回行くと歩数がほぼ分かるので使わない理由と云うかものぐさの言い訳だ。
同行者によると2万歩くらいの日もあり気温が高い日中を歩いたのだから疲れたわけだ、しかも重い道具を競馬じゃないけれどハンディキャップに持ち歩いているのだから。
特に足が疲れた、家で足を引きずって歩くらしく、今朝娘がお父さん足が痛いのでしょう、歩けなくなったらどうするの、そんな大きな体が寝たきりになっても介護出来ないよ少しは考えなさいと叱られた。
子供のころから歩くのは苦にならず今でも歩き回りたいが足が弱って来ている事は確実だ、それに輪をかけて舗装された道ばかりで足に負担がかかりいけない。




秋の日に柿の実光り今のどか   枯沼

2011年10月22日土曜日

明石海峡大橋

橋影
対岸は淡路島


真夏が戻ってきたような日照りと気温の中、白砂青松に来る野鳥を求めて来てみたが空をトビが飛ぶだけ。ミサゴやカモメを期待したが時間が悪いのか見かけず、青松は短くて野鳥の隠れ家にならない。学生時代に敦盛が殺害された場所へ行ったときは松林があったが新たに植え直したような感じ。
舞子から須磨まで歩こうと思ったが連日の足の疲れと暑さとS師から暑いからビアランチとのメールを頂いたので垂水駅まで歩いた。
見たかった大橋へ来る事が出来ただけでも良しとしよう。
この後のビールの旨かった事、生まれて一番うまいビールを飲んだ、帰るのを止めて飲み続けたかったほど。


秋の日や橋影舟が切り裂いて   枯沼

三日目は明石城址

城址案内図


















予定が変わり鳥見三昧の三日目は山陽本線明石駅真ん前にある広い明石城址と明石海峡大橋へ出かけた。
鳥見の名所として案内があった城址は違わず種々の鳥を見かけた。菊祭りと農林漁業全市町村展示会が開かれるためテント張りなど土木作業が行われており普段鳥が出ると地元の方が言われた場所はテント村だったが前述の如く各池の周囲の樹木にはセンダイムシクイと推定する夏鳥やシジュウカラ、セグロセキレイ、キセキレイ、カワセミ、キジバトと各種のカモが見られた、初夏にでももう一度ゆっくり来たい場所だ。
(整理出来次第鳥見へ貼り付けます。)




 天高く何事も無く鳥渡る      枯沼

2011年10月21日金曜日

二日目は奈良県へ


案内図
柿の実

モズ♀高鳴き

関西のメル友諸兄がノルデイックウオークされる場所の一つに馬見丘陵公園があり広大な敷地で古墳があり遺跡がある古代ロマンの里がある。鳥見の人が多いところだと予てから紹介され一度お出でとお誘いを受けていたので出かけた。周囲は畑や果樹園に包まれ境界はすでに樹木が伸びて森を形成している。入り口の案内板を見て広すぎて歩けるかと思ったほどだったが鳥たちの誘いに乗り歩いてしまったが疲れがどっと出た。
入り口付近で先ずモズが高鳴きで迎えてくれ、ホオジロも梢でさえずり池にはマガモと思しき鴨が少し泳いでいたが渡りの鴨は少なかった。
広い池が幾つもあるがバーダーに聞くと一羽いるだけのようだ、声がしたので覗くと意外な場所におり逃がしてしまった。森の奥では鳥たちが群れている声がするが入れないので確認出来ず残念。
野鳥の好みの柿の木も数か所にあり、また餌になる樹木も多くこれから群がって食べに来るだろう素晴らしい場所だ。
鳥中心にしか見なかったが池の周囲では老画伯たちが作品を見せ合って何とか談義にふけっていた。


時期早く鳥が食わずに柿光る   枯沼

2011年10月20日木曜日

箕面の滝

西下の目的が予定と異なり鳥見主体に変更したため台湾オフのメンバーにお世話になってしまった。
初日は兼ねてから見たかった、箕面の滝と渓流に棲むカワガラス、ミソサザイを見るためS師Y氏にお願いをして連れて行っていただいた。
数年前カメラを持たずに来たときにはカワガラスが滝の上の方まで登っていたが先日は水量が多く鳥がいない、水面に跳ねた水に陽光が当たり虹がきれいだった。此処には付近に生息する動植物展示のネイチャーセンターと博物館があるのだが生憎休館日で生物観察路も閉鎖されていた。
さすが大阪の鳥たちだ、休日は森林、渓流、ダム何処を探してもスズメ、カラスさえいない、隣の兵庫県へ行ったら池に数種のカモがおり、カワラヒワ、モズが植え込みにいた。
奈良県、兵庫県と足を伸ばし鳥たちに会うことが出来ましたので準備が出来次第よりどりみどりのとりみへ載せて行きます。


秋の日が虹に変わりて箕面滝     枯沼

2011年10月17日月曜日

秋の味覚



広島の友人から今年もくださった秋の味覚、彼もそろそろ現役引退だろうから高価なプレゼントは今年で止めにしてくださいと言わなければ。年々不作か赤松が少なくなって生産高が減少して来ているだろうから高価な食べ物になってしまった、もしかしたら地球温暖化もマツタケの菌糸の生育条件に影響しているのかもしれない。今夜はマツタケご飯にすると家人が言っていたから楽しみだ、四季があり生育する食物が季節で異なり、代わった季節毎に愛でて食べる幸せは至福だ。
身の回りで山海の生り物が入手出来無くなった事は悲しいし取り返しがつかない。


二三日西下します。


松茸の香り嬉しく友有て     枯沼

2011年10月16日日曜日

畑がなくなった

この写真は今年の3月31日に畑のボケに止まったジョウビタキの雄です、彼かモズが毎年のように秋になると来て我々の目を楽しませてくれた。もうジョウビタキが来たかなと行って見て驚いた、ちょうどテニスコート2面くらいの舗装された駐車場となり数台既に停車しており畑が消えてしまっていた。場所を間違えたかと一瞬思った、ジョウビタキも飛んできて驚くまいことか。このようにして野鳥の棲む所が無くなっていくし年寄りの思いでの場所も消えてゆくのだ。


秋日和鳥見る人も影長く     枯沼

2011年10月15日土曜日

学食

朝刊の土曜版に人気のある学食が掲載されていた、いずれも私立大学でフランス料理、インド人シェフが作るタンドール焼きのナンが出るカレー、パスタが美味い、讃岐うどん、カツ丼が即座に出るなど学ぶ楽しみ以外に食べる楽しみがある。しかも安く食べられるとは我々の時代にはなかった事だ。
老人パスを利用して昼飯に食べ歩いている知人がいる、聞くところによるとどうも女子大の食堂はデザートが美味いからが理由らしい。
山既に紅葉と変わる我知らず    枯沼

2011年10月14日金曜日

いい加減な区役所と老人検診結果

区役所から先日の老人検診で貴方はメタボと判定されたので健康相談を受けろと通知の封書が来た。
医者様は受診した時に非該当と判定しその欄に丸をつけたので安心していた、20時まで電話が通じると書いてあるので電話すると個人情報になるので正規時間中しか答えられない。
明日朝かけ直せと言われかけ直したら、ああそうですか業者から何回も電話が行きますので、それをいかないように止めてあげますから住所氏名、電話番号を言えとあくまでも業者がやっているから区役所は関せずと言った口ぶり。これが行ったからといってもお客様へ強制するものでもありませんからご心配なく、どうもご苦労様でおしまい。




池の鴨彩り増えて秋最中    枯沼

2011年10月13日木曜日

アカマンマ

鳥見に専念していたら、こちらの写真が不足してきたのでデジカメを持ち散歩してきた。
ザクロが熟して道路に落ちているが本体は屋敷の中にあるので撮りにくい、続いてムラサキシキブも撮れない。小学校の境界へ出ると道路が低く大谷石の石垣と土手になっており種々の雑草が芝の中に生えている。目立ったのがアカマンマ、子供の頃ママゴトをした時のご飯だった、本名はイヌタデ。
調べてみると全国的に生えている雑草、イヌとつくと役立たないと云う意味になり犬死、犬も食わないとなってしまうが薬効がありあながち役立たずではないらしい。親戚筋で一緒に小川や田圃の畦で生えているミゾソバは重金属のカドミウムを土壌中から吸収する性質があるそうだからイヌタデも調べてみると有害金属を吸収する性質を持っているかもしれない。


秋少し目に見え始め栗落ちる    枯沼

2011年10月12日水曜日

鳥の目

僕が鳥で感心するのは柿など果物や木の実が熟して食べられるか否かを試食しないでも分かることだ。この柿だって僕の目で見れば食べられそうだが一個として鳥が食べた跡がない、久我山小学校の柿は20日くらい前にオナガが平らげてしまった、逆に神田川にあった公園拡幅で切り倒された柿木は年が開けて2月くらいにならないと食べない。食べられると知るや餌のない時期だから種々の野鳥が寄ってたかって百以上なっている実を2日くらいで食べ尽くす。
鳥たちは何を根拠に熟しているかを判断しているのだろうか、特殊な赤外線でも発射して糖化度を測定しているのだろうか。センサーを人間が真似して作れれば果樹や野菜の食べ頃が正確に分かり摘果時期の精度が上がるだろう。




 一二匹蝉が鳴きおり秋が行く   枯沼

2011年10月11日火曜日

困った、困った

日本の話芸と落語研究会の古典落語を録画し続けて来たらハードディスクが一杯になりかけて来た。
新たにハードディスクを買い換えれば問題は簡単に片付くがそれでは何個もハードディスクが溜まってしまうのでDVDに焼き付けたい。
このような事を全くやったことがなく録画機の取説が見当たらずどうしたら出来るのか或いは出来無いのかも分からない。
落語を消してしまえば策は未だ有るのだが珍しい噺もあり残念な気がする、残すのであれば録画機のメーカーに問い合わせるしか無いのだが、他人様に話す内容でもない事を困った困ったと大袈裟に。


銀杏を拾う人なし踏み歩く   枯沼

2011年10月10日月曜日

カモの渡り

先日の冷え込みでカモの二次が渡ってきた、如何にもぐれた高校生風情のキンクロハジロがやってきた。一見悪そうに見えるが無理に虚勢を這っているように見えてカワイィ、濃い黄色の目玉が決め手。
ユーラシア大陸の欧州まで分布しており一番近い奴はシベリア近辺へ帰るのだろうが遠くへ行く奴は大陸を渡っているのかもしれない。渡りといえばアラスカからオーストラリアまで一気に渡っていくスズメより少し大きいくらいの鳥がいる、渡りの鳥は毎年時期が来ると引越しをして子育てをして帰国する、サボったり脱落するのがいないから凄い、辛いし体力がもたないから今年は留守番していると言い出すのは人間だけか、高等動物ほどだらし無くなっているのカモ。サボるという知恵はどのくらいのレベルの動物から持つっているのだろう。


昨年の落ち葉残して秋迫る   枯沼

2011年10月9日日曜日

新聞紙のない新聞

我が家で購読している経済紙はインターネットを利用したペパーレスの新聞へ移行しようとしており本誌+1000円でペーパーレスのネット会員になれると宣伝し本紙は殆ど記事がない。
ipodやスマートフォンで読めるようで、それように読み物や資料を作成し販売している。ネットで無料の記事を読んでいくと面白い物は会員でなければ読めないようになっている。
他の商業紙はどうなっているかしらないけれど新聞紙というものが世の中から消えてしまい弁当箱を包んで持って行けなくなる時期が早急に来るだろう。
考えてみると新聞自体が有料だからネットに変わっても有料であることに不思議はないのだ、移行するために無料の部分があることがおかしいのかな。




枯れ木無く葉陰高鳴く百舌鳥幼稚    枯沼

2011年10月8日土曜日

こいつがいるはいるは

多摩川の河川敷の草原は歩く先へ先へと先導するようにこいつらが無数跳ねるが無視。
トノサマバッタだろうと思うがこの手の昆虫と久しく対面していなかったので見ても名前を忘れており思い出せない。このように大きなバッタが田圃や畑を跳梁跋扈したら一日で畑や田圃は丸坊主になるだろう。大きすぎて鳥たちは食べのくいのか見向きもしない、ヒヨドリとかムクドリ、カラスが食べたらよさそうなものだが。
先日の大水で河川敷の草はだいぶ泥を被っていたが彼らには痛痒ないようだった、何を食べているのだろうか。


朝寒く昼汗をかき秋は過ぐ          枯沼

2011年10月7日金曜日

カキ

柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺を正岡子規が詠んだ時に本当に鐘がなったのか、詠んだ場所は境内、付近の茶店、旅館など諸説があって面白いが何かで読んだか聞いたのは法隆寺付近の茶店でカキを食べた客が鐘が鳴らないと怒ったとか。現代の人だったら言い出しかねないなあーとその時思ったし噴き出した。
この句の句碑は法隆寺境内にあり写真を撮ったが整理が悪く出てこない、僕が行ったのも秋で大きなカキの実がなっていた。我が家付近のカキは気温のためか実が小さく大抵は渋いが正岡子規は大きな甘いカキを食べたのだろう。
果実の中で渋味があるが酸味の無い珍しい果物だ。


大風に柿の実落ちて世話虚し   枯沼


よりどりみどりのとりみNO.2も更新しています。

2011年10月6日木曜日

コブシの実



公園の池の縁に植えられているコブシは春に白い花を咲かせ美しさを誇っているが花が咲いてしまうと人々は存在さえ忘れてしまう。秋には赤い実をつける、木の実の形が握りこぶしに似ているからコブシと名が付けられたという事を聞いたがよく見ると似ていないでもない。
コブシは北国の春の花の代表のように言われるが流行歌の北国の春が流行してからではないのか、この辺りでは毎年モクレンと同時に咲くのでどちらだろうか特別がつけにくく知らない場所で見ると区別を忘れてしまっており迷う。
アオコが出て臭い池のコブシは秋の風物がかき消されたように感じる。




カネタタキ何処を巡るか何祈る   枯沼

2011年10月5日水曜日

本日は雨なり

外をほっつき歩くのが趣味の男には雨が苦手です、鳥見はレンズが濡れるし鳥もあまり出てこないし、傘をさして散歩する程未だぼけてはいない。
今日はおまけに寒い、14℃ちょっとで昨日の好天は何処へ行ったのだろうか探しに行きたいくらい。
後輩が暇だろうから展示会でも見に行ったらと何種類かの入場券を送ってくれたが薄ら寒い雨の中をどちらからか吹き降りになる海岸のビッグサイトへ行く気にならず久しぶりに寝台に寝転がり本を読み始めたが何だか落ち着かない、又本を読み続けるか録り貯めた日本の話芸と落語研究会のビデオを見て過ごすしか無い、明日天気になーれ!!


写真は馬鈴薯をチンして二つ切りにしベーコンをフライパンでかりかりに焼いてその中へ馬鈴薯を入れて塩と黒胡椒で味付けした朝食、芋の皮は熱くて剥けないからそのまま食べました。
付け合せはトマトのたて切りとブロッコリーをチンしたものにマヨネーズをかけた。
料理の本のように盛り付けをすれば良かった。が男の朝飯、焼いたベーコンの油が多かったらティッシュかキッチンペーパーで適宜吸い取りコレステロール増加を防ぎます。




秋雨に行く手塞がれふて寝する    枯沼   

2011年10月4日火曜日

本日も晴天なり

昨日に続き本日も鳥見に最適な天候、暑くもなく寒くもなくあちこちのポイントへ歩いて移動するに好都合な天気でした。然しながら蚊は今だ健在でカメラをかまえている手を容赦なく狙ってくる。
いま見られる野鳥は夏の渡りの鳥が帰る途中で立ち寄ったものでツツドリ、キビタキの今年生まれた
鳥も来ており渡洋するため栄養をしっかりつけているのだろう、あの華奢な体でよくボルネオ辺りまで飛んで帰れるものだ大したものだ。
話は違うが曼珠沙華があちこちで盛りを迎えて咲いている、もう少ししたら紅葉前線が北から動き出して秋の盛りを迎え冬の鳥たちがやってくるだろう、食欲の秋は既に始まっているようだ。






秋の蚊は短き命繋ぎおり    枯沼

2011年10月3日月曜日

よく香ります

最近何処を歩いても何処からかキンモクセイの香りがしてくる、ジンチョウゲとキンモクセイは花の香の
双璧ではないか。バラも良い香りがするものがあるが遠くまで香ってくるのはこの二つだろうと僕は思う。台湾にいたときはギンモクセイも開花し同じような強い良い香りがしていたが花が咲いているかわからないような地味な花がすこし咲いていた。
公園のプールの目隠しはキンモクセイが密に植えられており多分良い香りがしているだろう明日行ってみようかな。


 モクセイや在り方分からず香り来て         枯沼

2011年10月2日日曜日

挨拶しました

息子が彼の嫁さんと相談して決めた披露宴、誰も親が挨拶しないのはおかしいと娘が司会者にサプライズスピーチで親の挨拶を頼みましたので本当に挨拶をしました。
まあまあ冗談も言えたし言わなければいけないことも何とか織り込んで挨拶をしましたがおおきなドジをやりました。
親族紹介の時に娘を飛ばしてしまったのです、普通は式場で親族が並んでいる時ですが披露宴の席でお客様が入る前に席についてやりましたので席の関係で背中に座っていた娘を忘れてしまったのです、嫁さんのお父さんも席がバラバラだったためか間違えていました、娘にこれで暫くユスル種が出来たとばかり言質を取られました。




華やいだ衣装集い嫁が来て    枯沼

2011年10月1日土曜日

ミノムシを久しぶりに見た

本当に久しぶりにミノムシを見た、新宿駅の浮浪者がポリエチレンを重ねて着ていたみたいに種々の木の葉や木片を集めて衣を作っている。
何を間違えて松の木の幹を這っているのだろう、茶の木や柿の木でよく見たと思うが針葉樹で見つけたのは初めて。小学校の時は蓑をはさみで切って幼虫(ミノガ)を取り出しマッチ棒、種々の折り紙を細かく切った紙片の中に入れて、蓑を作る様子を観察した。
最近あまり見かけなくなったが聞くところによれば絶滅危惧種のレッドリストに入っているそうだ、農業害虫でも絶滅しかけていると聞くと子供の頃に庭のケヤキで何匹もがぶら下がっていたのを採って捨てたのが悪いことをしたように感じる、ミノムシの蓑を集めて財布を作ったのを見たことがあるがもう見られないのか。


蓑虫の絶滅すると季語も減り    枯沼