古代の人は最初虫を食べ、それから小動物、大型動物へと変化というか進化していったようだ。
アリ、ハチから始まり蜂蜜を採取して巣のまま食べていた絵が洞窟に残っているようだ。日本では十数種類の虫を食べていたようで僕が食べたことがあるのは蜂の子、ザザムシ、イナゴ。
蜂の子は家の軒先に巣をかけたアシナガバチの巣を壊して炒めて食べたこともある。イナゴは山形で勤務していたときに酒のツマミとして頻繁に食べたが美味しかった。読み進むと樹で鳴いている蝉を羽根をむしり食べるとか蛾の幼虫をそのまま食べてしまうのが普通でゲンゴロウを串刺しにして焼くのが良い方で調理し味付けする事は今でも少ないようだ。
戦時中の日本は国策として昆虫をタンパク源、脂肪源として利用研究を真剣に行い絹糸を採った後に出てくるサナギを法律で統制し、イナゴを小学生に採らせて搾油したり乾燥粉末にしフリカケなどで食べたとか。
地方の名産品として虫を焼いたものとか佃煮を少し戴くのはよいが目の前を這っているでかい芋虫を生で食べるのは勘弁してほしい。
藤袴虫が集いて夏過ぎる 枯沼
3 件のコメント:
ボクは、もう想像するだに、ご勘弁です。ハイ!
ター 様
僕もそうです、実はこの本はまだまだ色々興味あることや個々の昆虫について産地や何処で初めて食べ始めたとか、昔の日本はどうだったとか詳細に書かれています。
蔵書にしたい本です。
イナゴは学校の行事で採取しました。もちろん食べます。
秋口だったか、薪の薪割りで出てくる芋虫様の虫、なんの幼虫でしょうかこれが最高にうまかったです。カニみそほどの濃厚な味。ゲンゴロウは香ばしくこれもおいしかった。
その後「ゲテモノ食い」と言われましたが自然な食文化だと思うのですが・・・。
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