此処から農産物が供給されます都との立て札があるクリ畑に青々とした棘のクリが大きくなり始めた、例年殆どが大きくなり栗色をした実が弾け地面に落下し朽ち果ててゆく。全く手入れがなされず放置され草が伸びるとごみ投棄されるので草刈りだけはされている。頭の良い地主さんは古畳を敷き詰め草が生えるのを防止しているが畳が入手出来ないのか少ない。全く手入れもしていないのでクリの害虫が繁殖し殆どが売り物にならないし自家消費にもならないと或農家の方が教えてくださった。山上憶良が詠んでいるように万葉の時代から季節の美味しくて庶民も口に出来た食べ物がむざむざと農業害虫の餌食になっていくのを見ると幼児期に食べられなかった思い出と共に残念で仕方がない、焚き火の焼き栗美味しかった。
瓜食めば 子ども思ほゆ 栗食めば まして偲はゆ いづくより 来たりしものそ 眼交に もとな掛かりて 安眠し寝さぬ/
栗の実や大きさ色がなぜ揃う 枯沼
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