2012年3月31日土曜日

キチョウ

冬枯れの多摩川中流域の河川敷は枯草や枯れたアシが殆んどでわずかにヨモギ、オオイヌノフグリ、オドリコソウなどが芽を出したり可憐な花をつけている。
風の強い中キチョウが飛んでいたがついに風が弱いアシの影に避難した、大きさと形と模様からキチョウと判断したが横へまわって羽根の模様を見ようとすると驚いて飛び立つ、何回か繰り返してやっと一コマ写真が撮れた次第。
成虫のまま何処かに越冬し出て来たのだろう、今日は暖かいが寒い日もあろうが幼虫の食草はもう生え出して産卵出来るのだろうか、虫事ながら心配になる。


春風に砂塵巻き上げ人隠れ  枯沼  

2012年3月30日金曜日

太陽黒点

天文台の続きです、壊れかけた観測室にあるお宝ものの望遠鏡で太陽黒点を投影して見せていた、画面のほぼ4時の方向にある黒い汚れみたいなのが黒点、周囲より温度が1500℃~2000℃低いため見かけ上黒く見えているのだそうです。
僕は板ガラスを蝋燭の煤で黒くいぶして太陽を覗いた、先日の説明では最近の蝋燭は純度がよく煤が薄いので目を傷めると説明していた。
黒点は太陽の活動が活発だと増えるそうだ、NHKテレビのコスミックフロントと云う番組で黒点が多いとオーロラも活発に出ると説明していた、黒点の影響は無線通信に障害を起こしていたが最近は海底ケーブルが使われるから影響ないのだろうか。


暖かく風強い日キチョウ出る   枯沼



あちらは多摩川右岸鳥もの帳ですよ。



2012年3月29日木曜日

ミズバショウが咲いている

昨日出掛けた都立神代植物園の水生植物園にミズバショウが咲いていると聞いて行ってみた。
ショウブ、アヤメなどの畑なのだろうが冬枯れで何もない、わずかに流れる水路にセリ、クレソンなどがあるかと思ったがこれも無い、諦めて園内を一周し戻ってきた。僕たちとすれ違った人たちが戻って来てあったよと云うのでもう一度行ってみたが見つからない、一緒に行った人も無いですね、何処だろうと言う。普通このような何も生えていないところで咲くミズバショウは遠くからも見えるはず。
ふと水路に白い紙クズみたいなものがありよく見ると小さな小さなミズバショウが4本咲いていた。
尾瀬へ何回も行ったと言う友人は余りの小さいので驚いていた、中頓別で家の側に咲くミズバショウとはイメージが違っていた。
未だ植えつけて一年も経っていないのであろう、この付近は水がきれいでワサビ田がまだ残っているような場所で群落をつくって欲しい。






雑草の芽さえ見えずに弥生過ぎ   枯沼

2012年3月28日水曜日

国立天文台参観

太陽直径1m
太陽からの惑星の距離と大きさ

地球の大きさ




元勤務先のOB会の武蔵野巡りの日帰りバス旅行で三鷹にある東京天文台に寄った。もう何年前に行ったか記憶が無いくらい久しぶり、内部には1914年麻布から移転した当時の設備が現存しており殆どは国登録有形文化財に指定され、施設は老朽化し床が抜けて危険だからと入場人数制限されたり入れなかったり観測施設としての役目を終わっていた。
住宅街となり観測出来る雰囲気ではなく主な観測設備は外国の空気の希薄な山へ移転して司令塔の役目しか残っていないが存在を示す為古い設備を科学博物館のように展示していた。
例えば太陽の直径を1mとし太陽系の惑星が太陽からどれくらい離れ、その大きさはどれくらいか立札で示しお役所としてはサービスしていたし、ほかにも独立行政法人として人気を得るように業務内容を展示しており時間をかけて見たかった。


梅の香や星見る人の歴史あり    枯沼




2012年3月27日火曜日

いよいよ花見です

花見が始まる
公園へ行ったらまだ全く開花せず固い蕾のソメイヨシノ、木の下では例のブルーシートを敷いて車座に座り陽はさすが風は冷たい中、ビールや葡萄酒を飲んでいる、時間は午前11時だがもう何組か開宴、このペースで飲んだらどうなるのだろうか。写真のような横断幕とゴミを持ち帰れの横断幕が張られている。ゴミを持ち帰れと言われてハイと持ち帰るグループがどれくらいあるだろうか、周辺の住宅や公園の林に投げ込んで行くのが例年のパターンだ、ひどいグループはブルーシートそのまま放置して行くのでゴミが園内に散らばってカラスたちにご馳走がふるまわれる。
朝から新入社員らしき若者に場所取りをさせて宴が果てるとそのままとは信じられない。
 


番外 某所で唯一一輪残ったカタクリが開花しました。


カタクリや花競いしは先の御代   枯沼

昭和の頃は群生していました。

2012年3月26日月曜日

春はうららじゃなかった

起きた時から上天気で多摩川の対岸へ行ってみようと出かけた、そこまでは風が少し冷たいけれど春うららの気分が良い天候だった。堰の上流にカンムリカイツブリが二羽いて番になりそうな雰囲気を眺めていたらにわかに風が出て堰に溜まっている水が波立ち曇ってしまった。
カイツブリは波に見え隠れし撮れないので下流へ歩きだしたら冷たい更に強い風が吹きだして歩きにくいので土手の下の方の風が弱いところを選んで歩いた、未だ春とはいえ何があるか分からない天候だ、ただ河川敷をツバメが二羽飛んでいるのを見つけた。帽子が飛ぶ天候だったがツバメに免じて好としなければ。


寒けれどツバメ飛来し元気呉れ   枯沼

2012年3月25日日曜日

さんしょはグー

またくだらんダジャレだとお思いでしょうが実はその通り。我が家の物干しにある鉢植えで冬中枯れ木と思われても止むを得ないものがあった。それが写真のように芽を出して来た 山椒だ。5年くらい前になるが神田上水を歩いていたらあるお宅の外側のコンクリートのひびに小さな山椒が生えていた、それを抜いて来て鉢植えにしたものでやっと木の芽和えにでも使える量の葉がとれるようになった。野鳥が何処かで山椒の実を食べて来て排せつした結果がこれだ、先ず潮汁の薬味がよいかな。


木々は皆芽吹きの支度競い合い  枯沼

2012年3月24日土曜日

漬物

家人は漬物が好きで食卓に何か香の物を用意し食事の最後に食べているが僕は無ければなしですむ。しかし西荻のガード下の八百屋で伊豆産のわさび漬けでわさびを刻んだものが殆んどで茎は少ししか入っていない本物、開発した本家の田丸屋よりうまい製品を売っている事を発見し度々買いにゆく、知っている人が何人もおり入荷する金曜日にまとめ買いされ夕方行っても買えない事がある。
この店の大根の糠漬けが旨いと家人が好み、これもついでに買ってくるが、指定は尻尾の方。頭の茎がついている方はダメ。一本と半分があり大抵一本丸ごとが先に売れてしまい、次いで尻尾が売れ残って冷却剤で冷やされているのが頭の部分、今日も頭がたくさん残っていて尻尾は無かったが人の好みは千差万別と云うが食品の旨いと好むものは限られてくる。


ツバメ来たメール見る我安堵して   枯沼

2012年3月23日金曜日

お節介が邪魔したかも

用事が終わり久しぶりに一杯やるかと誘われ4時半から6時半まで飲んで帰宅した、久しぶりの帰宅ラッシュで駅ごとにかなりの乗降があり渋谷駅に着いた。扉が開く側に立っていたのですんなり下りられたが目の前に白い杖の中年男性が立って混雑の中を自分がいる場所を探っているようだったが携帯を見て突っ立っている人々が邪魔で困っているようだ。
このまままでは危ないので後ろから改札口まで誘導すると声をかけて一番左の改札口から出た、彼にいる場所を教えたら、ここからは自分で点字ブロックを伝って行くからかまわないでくれと云うので別れた。どうも混雑していても自分で探り歩きをしないと勘が鈍ってしまう様な素振りだった。
お節介が余計な事をしてしまったかと悔やまれた。

春雨に車窓曇った退勤時    枯沼

2012年3月22日木曜日

携帯電話の電池充電

携帯電話の電池がもう少し長持ちしてくれればと思う、充電しても2,3日で30%くらいになってしまう。たまには残量がゼロ%になってから充電した方が確実に充電出来ると聞いたので「充電してください」と警告が出たが無視して使ってみたら電池の残量マークがLowになったので充電開始し一晩充電して今朝残量マークを見たら97%で通常と変わらない充電量だ、僕は100%まで行くのではないかと思ったが結果は違っていた。これを書くに当たり例によってググって見ると
①満杯に充電するな
②使い切って充電するのは良くない・・・・・・またはその逆の話しも書かれている。
使い切るより少し残っている方が良いような気がするし満杯になって自動的に充電が切れる訳ではないだろうから夜間寝ている間に充電すると寝てしまうから困る。
これからは空腹と感じた時点で充電し腹八分で止める事にしよう、皆さんはどうされてますか。


誰でもが頬ゆるめてやカンザクラ   枯沼

2012年3月21日水曜日

枝垂れ(しだれ)の反対語は

紅梅

しだれ梅
午前中に別の公園へ鳥見に出かけました、鳥見では珍しい光景を見る事が出来、カメラに収めたので鳥見の方で是非見てください。
写真にはありませんがアオダイショウも冬眠から目が覚めて這っていました。
公園の中を歩くとあちこちでウメが満開だった、ウメとかサクラに枝垂れというヤナギみたいに枝が垂れている種類があるが普通の枝は垂れずに横に伸びている、この枝を何と呼ぶのかふとウメを見ながら気が付いた。ググってみるが何から検索すべきか から始めなければならないがご存知の方がおられたらコメントしてください。
それにしても久しぶりに数多くのウメが香って実によいひと時でした。


納言好く紅梅これか佳く香り   枯沼


2012年3月20日火曜日

カンヒザクラが咲き始めた

ヒカンザクラとメジロ
公園のカンヒザクラがやっと咲きはじめ今日の暖かさで一分咲き、食べ物が少ない時季待ちかまえていたかのようにメジロがやって来て蜜を舐めているのか吸っているのか口先を花粉で黄色くし懸命だ。
これで春らしくなり少し華やいできた、ソメイヨシノが咲きだしたら花見客でいっぱい、したがって残したごみと残飯で足の踏み場もないし酔った若者でひどい状態になる、日本人の品位が露呈する季節がやってくるのだ。


争いて春の香舐める目白かな   枯沼





2012年3月19日月曜日

墓参

青山墓地風景1

日頃ご無沙汰している母方の祖父、伯父伯母、従兄が眠る青山の墓地へ出かけた、ほとんどの墓地に花が手向けられているところを見ると土日に済まされた方が多いのだろう。
今日は風は冷たいが陽光は強く差し風の無い日向では外套を脱がないと汗をかいたほど、ところどころに植えられている梅が満開、いつもなら名物の桜がちらほらほころびテレビニュースに出たりするのだが今年は何時咲くのか分からないような硬い蕾。
写真のように墓地の周囲はビルに囲まれて来たが、都営のこの墓地を移転させるとか今流行りの小さな戸棚みたいな骨壺ロッカー式に変更し都心の誇大な土地を利用しようと云い出すのではないだろうか。明治時代の郊外に地方出身者用の墓地として造られたのだろうが今は贅沢な場所にあるものだ。


墓地ごとに春が来たよな手向け花  枯沼

2012年3月18日日曜日

大根の葉っぱ

僕の好物は大根の葉っぱを刻んでゴマ油で炒めて砂糖と醤油で味付けしたものです、如何にも食べ物の無い時代に育った人間だと証明しているようなものだ。同じように人参の葉っぱを炒めたのもなかなかおいしいですが我が家では好む家族がおらず最近では食べた事が無い。サツマイモの葉っぱ、ヘチマの葉を食べる台湾の人でも食べた事が無いようで会社で食べ物の話になった時に食べた事があるかと聞いたらないとの返事、まあええ家の子たちだから知らないのかもしれないが。最近葉っぱの付いたダイコンやニンジンを八百屋が売らないから本当に食べる機会が少ないが、あれがあれば他のおかずは要らない。


彼岸入り桜少しもふくらまず    枯沼

2012年3月17日土曜日

地震の揺れ

キジバト
地震の揺れは地盤によって違いがある事は知られているがそれを地盤増幅率と云う事を雨で外へ出られずパソコンで遊びながら種々検索しているうちに知った。
国内各地の地盤がどれくらい増幅されるか調べがついているとは知らなかった。緯度と経度を入れれば簡単に必要な場所の増幅率が出て来るようになっている、大抵の方はとうにご存知で僕だけが知らなかったのかもしれないが僕にはこのような事までよく調べたと感心している。
また地震予知速報を商売としている企業が地図上で自分の居場所を指すと緯度と経度から計算して示してくれるソフトまであったのでURLを貼り付けて見ました。
早くから知っていれば家を買う時に参考にしたのだが。


卒業の晴れ着気になる春の雨   枯沼

http://www2.panasonic.biz/es/densetsu/ha/mansion_ha/earthquake/jiban/index.php

2012年3月16日金曜日

昼の時間が12時間

コサギ
壁にある暦を見たら明日が彼岸入りと書かれている、このblogの暦の昼の時間を見ると12時間でちなみに昨日は11時間58分だった。僕は彼岸の中日が昼と夜の時間が同じ長さだと思い込んでいたが実際には数日早く同じ長さになる事もあるのか、それともこれが当たり前なのか疑問。ググってみれば説明があるかもしれない。・・・・ありました春分の日の何日か前に同じ長さになるが正解でした。
詳しくはいつからいつを昼の時間、夜の時間とするか、大気により太陽が屈折するなど問題があるので国立天文台の説明をご覧ください。


寒さあり早咲き桜足踏みし    枯沼


http://www.nao.ac.jp/QA/faq/a0303.html



2012年3月15日木曜日

昨夜は驚きました

昨夜21時過ぎの地震には驚かれた方もお出でだろうが僕も驚きました。
浴槽に湯をはり風呂へ入って寝ながらテレビを見ようと湯が溜まるまで下着姿で寝台の脇に座りテレビをつけたら夕方起きた釧路沖地震の状況を解説中で、そこへ緊急地震速報が出て部屋が揺れ出した。慌てて衣服を整えて画面を見たら千葉県で震度5強で当地は震度3だった。風呂を見に行くと湯が揺れており2,3cm位の高さだったのでこぼれるまでにはならなかったが台北では揺れた水が風呂場へこぼれ出したことが一度あるが止める事が出来ず見ているしかなかった。
昨夜もし入浴中だったらどうしただろう、地震恐怖症の僕はきっと飛び出して来ただろう、どうかそのような経験はしたくありません、このまま収まってください。


日差し映え夏柑の黄さらに濃く     枯沼




2012年3月14日水曜日

春を見て来た

タンポポ

菜の花

キタテハ

ヒバリ
今朝は寒かったが日が昇るにつれて光の春、つられて多摩川へ行って来たが服装は極寒と変わらずしかし汗はかかず。
風景は一変したとは言い難いが春めいており花を咲かせたネコヤナギにホオジロが止まりツグミは群れを作りつつあり帰国の準備だ。ツバメは見られずヒバリが高く上がって鳴いていた、蝶がかなりの速度で飛んで行ったので野鳥を放棄し追いかけてみたら枯草の中で休み始めたキタテハ、昨年から越冬し再活動はじめた様だ。
野鳥はホオジロ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒバリ、タヒバリ、チドリの類、ツグミ、カワセミ♂、モズ♂が見られ夏鳥は未だ来ていないようだった。
タンポポは河川の草刈り機で秋に徹底的に刈ってしまったのでやっと花を咲かせている状態だ。
写真は河川敷で見られた動植物、名称が違っていたらご教示ください。


生き物が動きはじめて彼岸直ぐ   枯沼



2012年3月13日火曜日

ピンクのネコヤナギ

ピンクのネコヤナギ

アセビの花
公園は秋に公園の全国大会みたいなものをやるらしく開園100年の歴史ある園内を重機でほじくりかえし年輪を重ねた太い樹木を惜しげもなく切り倒し花壇の植物を埋め込んで新たに何か作ろうとしている。多分未舗装の園内の通路を舗装したり小鳥の森に池を作る計画がある。公園をどうしようとしているのか歴史ある公園を何故作り変えないといけないのか分からない。
その中で花壇に取り残されたように背の低いネコヤナギがありよく見るとピンク色している、僕は初めて見た。普通は川べりに治水の目的で植えられているが今頃銀色の芽を出しているだろう。
ピンク色したものはネコヤナギは雌雄異株で雄の花だそうで通常見る銀毛の花は雌だそうです、
知らなかった。




木の花は紅梅比べ美しや   枯沼

キブシの花

2012年3月12日月曜日

ヒカンザクラ




公園で月初めにカワヅサクラが咲いたとの話があったが見に行ってみたら2,3輪やっと咲いたという状況で満開でメジロ、ヒヨドリが蜜を舐めに来ている事を期待して出かけたが見事外れてしまった。この寒さでももう少し咲いていてもよさそうと思うが生き物は正直だ、昨年は今頃ツバメを見かけたが地震直後からいなくなってしまった、寒さが影響したのか地震の影響かは定かではないが。
今年はツバメを見に行ったが来ていなかった、いつごろ来てくれるのか待ち遠しい。
蛙は冬眠から出て来てくれたが渡り鳥は動物的カンだろうから冬鳥の状況観察で間接的に知るしかないだろう。


早まって咲いた桜ただ一つ   枯沼





2012年3月11日日曜日

ヒキガエルと卵

ヒキガエルの卵

ヒキガエル壱
神田上水を遡る途中に小さなビオトープがあり以前にもメダカについて書いた事がある。
啓蟄直前に通ったらいつもなら見られるメダカやヒキガエルの産卵が未だ時季が早かったのか見られなかった。しかし今日通りかかったら産卵が終わり卵がかなり見られた、また産卵したのであろうか或いはこれからか二匹のヒキガエルが物陰に隠れるようにしており人の足音がすると隠れてしまう。
昨日はみぞれ混じりの雨だったが、もうひどい寒さが来ないのであろうか、この蛙さんはそれを知って出て来たのであろう。
最近はこのような池や水たまりが少ないし舗装道路が多く産卵前にカラスの餌食になったりひき潰されている無残な姿を見かける。


春来たと蛙教えて子らうれし   枯沼


ヒキガエル弐




2012年3月10日土曜日

トビがアイスをさらう

このトビは先日画伯と藤沢江の島へ遊んだ時にヨットハーバー周辺上空を十羽以上のトビが旋回してくるりと輪を描いていた中の一羽。
画伯がアイスの自販機でアイスを買い求め釣銭を入れた財布をポケットにしまい始めるころには我々の頭上かなり低く旋回し始めた。その時に僕はまさか画伯が襲われるとは思わず旋回するトビの写真を撮ろうと苦心していた。彼がアイスの包装を破り始めた時に背後から急降下し手に持つアイスをかすめ盗ろうとしたが画伯が気が付き事なきを得た。
このトビは未練がましく周辺を旋回し陸に揚げてあるヨットのマストに止まった、周辺にはトビが物を盗るから注意しろと注意書きがあるがまさか背後からアイスまで盗るとは思い至らなかった,官用語で言えば想定外。
最近カラス、トビ、カモメなどが人を襲い食べ物を盗って行く事故が多いらしいからご注意を。


春止まり重ね着の人街歩き  枯沼

2012年3月9日金曜日

オフ上オフを架す

小雨が夜半より降り続き医者様の予定も無く年取れば増えるのは愚痴と診察券と名言を吐かれた方がお出でだ僕は6枚の診察券ですんでいる。その医者様の予定も無く「鳥見殺すにゃ刃物は要らぬお日様出ぬ日が続きゃよい」でしてルーティンワークの風呂洗いを済ませると家人のクラス会会場への行き方の地図を使用者同様動きが緩慢になったPCで印刷し、写真を整理したらお昼だ。ご膳を頂いてテレビを見ていたら眠くなったので久しぶりに昼寝をした、目覚めたら午後三時だった、天照大神が二人いたと云う本を読みながら久しぶりにPCのごみ落としをした。
考えてみると全く無意味な生活の一日で屋上屋を架すと云う諺の通りオフ上オフを重ねた日でした。


日も照らず何やら侘し梅めじろ     枯沼

2012年3月8日木曜日

タイワンリス

タイワンリスのお出まし

食べ物狙い
 昨日出掛けた藤沢の公園には伊豆大島で篭脱けし繁殖したものを江の島へ連れて来たがまた逃げ出し橋を渡り藤沢付近でも大繁殖し種々の被害が出ていると聞く。
この公園に野鳥の観察施設があるが野鳥がいない、トビの影響かと思ったが、どうもリスが営巣した野鳥の巣を齧って穴をあけて雛などを食べてしまうらしい。昨日はウグイスがホーホケと鳴きかけている一羽とカワセミ、ハクセキレイ、トビ各一羽しか見かけなかった。
リスにえさをやるな、食べ物を盗られるなと注意書きが立てられていたが弁当を食べ始めると何処からともなくやって来て、少しずつ近寄りリュックサックに近づいてくるので追い立てると少し逃げるが厚かましくまた戻ってくる、まるで幼児が親の顔を見ながらいたずらをし叱られるか様子を見ているのと似ている。
日本リスやシマリスのように小さいと愛らしいが尻尾が太いドブネズミのようで可愛さが無い。




咲く梅の樹下で園児が戯れて   枯沼
追われて逃げた

2012年3月7日水曜日

ありましたスギの花

天気予報でスギ花粉の飛散予報が出ていますが平塚の画伯のお誘いで藤沢の公園へ画伯は写生、私は鳥見に行きました。公園の真ん中に小高い丘がありスギが植えられており、それに花が付いていました。まだ開花していないのか曇り空で開花していないのかクシャミも目のかゆみも無かった。スギ花粉症の方を各地で見受けられるようになった、気の毒な事で早く育ち材木として利用しやすく学校の校舎などに多用され植え付け面積が多かったのだろう、偏りが生じた弊害かな。
過去にも書きましたが僕は生命保険勧誘のオバサンがスギの花を採って来てくれ煎じて飲めと言われて飲んだらそれ以来家人と共にスギ花粉症が解消した。
僕は良くなったが他の方に適すか保証出来ないし逆効果で重篤になる場合もあろうからマネするのはご自分の責任で。


杉開花遠足の子ら気にもせず     枯沼

花のあるスギに止まるトビ

2012年3月6日火曜日

ホウキグサ

先日吉祥寺へ歩く道すがら二三年前に畑を公園にした入り口付近の柵にホウキグサガが干してあった。久しぶりにホウキグサを乾燥させたものを見た、以前だったら軒先にぶら下がっているのが珍しくなかったがぶら下げる軒先も現代の家は無い。このホウキグサの実がトンブリと呼ばれ色が黒い処から日本のキャビアと秋田地方では呼ばれている、確か一度食べたがツブツブした触感があった以外に思い出せない。
乾燥させたホウキグサの枝をまとめて縛り箒を作るがこれは何回も使用したが掃き易かったし軽くてよかった。どなたが乾燥させているかは知らないが多分ご年配の方だろう。
余談だが夏にホウキグサを庭や鉢植えでよく見かけるが秋に枯れると捨ててしまうのだろうかトンブリを食べているのか気になった。


新しき橋形ぼけ春の雨   枯沼

2012年3月5日月曜日

啓蟄

今日は啓蟄、今年は寒さ故に小動物が見られない、例年だと啓蟄前にヒキガエルの産卵などが見られるのだが晴れた日に蝶が飛んでいるのを一度見た限りだ。気温の影響は生物に大きな影響を与える事を再確認した、我々は寒いと厚着したり暖房を強くしたりするが生き物はそうはいかず世に出る時期を遅らせる以外に手立てが無いし、自分だけ出て来ても餌が無いから生きて行けない。我が家の居間に毎年小さなクモが出て来てそこらじゅう動き回るのだが先ほど家人と探したが今年はまだ出ていないようだ。
虫の居所が悪いのか虫が好かないのかいつも居てくれる仲間がいないのは寂しいから早く出て来ておくれ。


啓蟄に生き物見えず襟合わせ    枯沼

2012年3月4日日曜日

行列

吉祥寺へ買い物に行く途中の何の変哲もない通りの何も変わった事の無い店に行列が出来ている、繁華街までまだ歩いて7,8分はかかる町はずれ。人が邪魔になって何を商う店なのか、店構えが小さい事もあり見えない、何か買って品物を持って出て来る人もいないので何の店か分からない。行列の中に案内のビラや案内書を手にしているし服装が平服であるから弔いでもない。
この辺りでも時分時に行列を作るラーメン屋を見かけるが看板を派手に出しているから分かるが看板も無い不思議な店だ。


 梅咲くや寂しき路地の両側に   枯沼

2012年3月3日土曜日

さんがつ さんにち

買い物帰りの道、2,3歳の女の子と手をつないで母親らしき人が前を歩いている、先ほどのからの話しの内容では雛の節句に招かれていく道すがらのようである。
女の子がなぜ今日行くのかと聞いているのに対し母親は きょうは さんがつさんにち ひな祭りだからよと答えている。女の子が何か質問したが内容は聞き取れなかったが母親が さんがつさんにち だからよ と再度 さんがつさんにち と答えた。ひなの節句は確かに3月3日であるし、さんがつさんにち と読んで大間違いではないが さんがつみっか は桃の節句、ひな祭り と教えてあげた方が良いと思うが みっか は幼児は理解しがたいのかな。




みちのくははなひとつないひなのよい  骨々


2012年3月2日金曜日

卒業式じゃないのだ

ミツマタの蕾
午前中、買い物を頼まれスーパーへ出かけた、途中にT大への都立高校で合格率一番の高校があり生徒通用門に卒業証書授与式と筆太に墨書された看板が立てられていた。
登校してくる生徒らしき若者を見るとジーンズ、トレパン、チノパンにセーターとジャンパーや防寒着の男子と制服らしき縞のスカートとセーターかブレザーやオーバーの女生徒が5,6名見られた。
服装の事を何故書いたかと云うと僕らの時は学生服しか外出着が無かったからだが卒業式を含めて学校の行事は制服だった、私立高校は服装自由の学校があったけれど。
今の子供は卒業式でも制服で登校しないのだ、制服だとお古を誰かから譲って貰えば親の負担がかからないだろうし。




学び舎や名残り雪あり蛍歌   枯沼

2012年3月1日木曜日

ミモザ

ギンヨウミモザの蕾
神田上水には何本もミモザがある、すべてよそのお宅の庭から枝がはみ出して来ている。
ミモザは花が小さいから蕾が大きくなってくると薄ぼんやりした黄色が次第に濃くなっきて最後には濃い黄色の花の帯と云うか塊りとなる。このミモザは何種類もあるようでマメ科のオジギソウとマメ科の銀葉アカシアがあり写真はこちらの方だろう。
もう一つミモザサラダがあり紅いトマトの輪切りに卵黄を裏ごししてかけたもので色取りがきれいですね。思い出せないのが印象派の画家がミモザを描いているのだが誰だったのだろう。


皆枯れて侘しき庭のミモザかな      枯沼