2012年1月5日木曜日

この正直者めが

新興宗教の指名手配者が警察へ出頭し自首して来たと言っても取り合ってもらえなかった話しはまるで落語だ、もう年が変わろうとしている時間に自首しましたと言っても酔っ払いがからかいに来たと思うだろう。まさか今でも人通りの多い処には手配書が張り出されている重要犯がのこのこ出て来ると思う方が不思議。
コソ泥でも警察の前は避けて通るだろうから警察の門前で棒を持って立つ門番は面白おかしく言うと映画の湾岸警察署のようにピストルを盗まれたり占拠されるのを防止するためか当日捕まり留置している犯人の奪還を防止する目的だ。
都内の警察を巡り何軒目かで私は手配書の通り背が高いでしょ、この通り犯人ですから捕まえてくださいと頼んでやっと逮捕された事が明るみに出て、この正直者めがと幹部は苦虫をかみつぶした顔をしているだろう。


寒の入り昼間の月の白さかな     枯沼

3 件のコメント:

ター さんのコメント...

同感です。
警官だって人の子ですよねぇ、非難されるばかりの警察にも同情しますよ。

治 さんのコメント...

まったく滑稽な話しですね。
しかし当番の警官が真面目に取り次いで,
ヒヤカシとわかったらその幹部はなんと言うか。
ヒヤカシくらい分からないのかと
部下の無能をなじるのではないかしら。
十年以上も雲隠れしていた犯人が
のこのこ自首してくるなんて
それこそ「想定外」です。
そういえば「この正直者めが」が落ちの噺がありましたね。

さんのコメント...

ター様

 なぜ本部まで上京したのでしょうね、地方の警察だったら手配写真と見比べたり上司に相談してお手柄になったのでしょう。

治 様

 お役所機構の為せる業だったのでしょう。
昨日もある有名な外郭機構の前を通ったら
此処で働く人は役人気取りで我々のためになんて考えてないと雇われ警備員が憤慨していました。お役所では正直者がいる事を忘れてしまったのでしょうかね。
あの落語初めて聞いたときは腹を抱えて笑いました。