2012年1月31日火曜日

正直なもので

エナガ
雪が降り空気中の湿度が上がり、鼻粘膜の乾燥も解消され喜んでいたが鳥見に出かける、或いは散歩の道すがら見上げる雲の無い宇宙の果てまで続いているような青空に飛ぶ飛行機から飛行機雲が消えたし乾燥注意報が出された。、そうしたら正直なもので僕の鼻もからからに乾き、喉も口を開けて寝るために乾燥し咳が出たり理由も無くむせこんだりし始めた。外で出ると鼻汁が垂れて来て洟を拭かざるを得ず皮膚があれて来る、鼻の中も粘膜の毛細血管が切れるのか鼻水に血が混じるようになると乾燥も佳境に入る。
旧正月が一月中にあるから例年より春が早く来ると喜んでいたが例年と違うようで当てが外れた。




冬空は宇宙の果て見えるよな    枯沼

2012年1月30日月曜日

霜柱

カメラを持つ手が悴んでシャッターがうまく切れない、吹く北風に棘があり厚いはずの面の皮が薄く感じる寒さだった。木陰には残雪が残り池は凍り日当たりの雪解けの水分を含んだ場所は大きな霜柱が出来ている、久しぶりに武蔵野の本場の霜柱を踏んで歩いた。
鳥がいないので物好きが小金井公園へ行き鳥のいそうな場所を歩いた結果でした。
本場の霜柱の厚さと云うか高さは15cm位ありました、それまで雨も降らず乾燥したふわふわの風が吹くと砂塵が舞い上がったであろう土壌に雪が降ったので水分を含み霜柱が出来たとい訳だ、融けた場所はどろどろぐちゃぐちゃで靴の底について歩きにくい。
公園の周囲には未だ畑があり僅かに武蔵野の面影が残り防風の役目をする生垣があるが強い風で土壌の表面が飛ばされきれいに刷毛で撫でたようになっていた。
このような生垣にモズがいると思ったらやはりいた。

 寒風の吹く中モズは餌見つけ    枯沼

2012年1月29日日曜日

久しぶりの街

銀座通り
美術館へ出かけたついでに友人が監督するレストランへ寄る為に銀座通りへ出た。
外気温はビヤホールライオンの温度計で7℃を示しているが風が無いためか寒さを感じない、時刻は12時30分頃だが人通りは少ない。昼休みだからもう少し食事へ出かける勤め人が歩いていてもよさそうなものだがほとんどいない。有名ブランドの店でさえ写真の如しだ、街を歩いているのは家族連れの中国人だ、地図を持ち大きな買い物を入れた手提げバックを持っているか電気釜の箱を抱えていた。次はxxxビル何階と地図を見ながら歩いて行く、きちんと何処へ行くか何を買うかも決まっているようで僕の様な無計画では無いのだ。
銀座の通りの店が変わってしまい昔なじみの店は鳩居堂、和光、御木本、教文館、木村屋、ライオンくらいで外国のブランド店かユニクロのような新しい会社だ、勤め人が昼食に行く横町の食堂も無いのかもしれない。

 映り込む青空まだらガラスビル    枯沼




2012年1月28日土曜日

日脚

東の隅へ到達
西側の部屋を通過して
日差しの変化を毎日見ていると朝の陽の入る方向と角度、正午ごろの日差し、午後から陽が落ちるまでの陽の進入の角度と長さが少しずつ変わっているのが分かる。
昔の広い家だと三部屋先とか日差しが畳に光の帯が出来てよく分ったが現在の家は床にいろいろなものが置いてあり、しかも一部屋が狭いからうまく光の帯が撮れない。また光もいろいろな場所で遮られ太い光の帯が出来ない、我が家も例外で無く西南側から入った光は食卓に当り、机の脚と椅子の脚に遮られてやっと細い光が部屋の東北の隅の植物の鉢に到達する。太陽の動きは結構速くてじっとしてはいない、すぐに場所が変わる、30分もすると西のお宅の二階の屋根に遮られて全く陽が入らなくなる。


   揺れ起こす地震二度来て今も寒    枯沼

2012年1月27日金曜日

視界が狭い

我が家もそうだが視界が狭い場所や建物からの眺望が増えている、この場所は丸の内で来たの方角を撮ったものだが、どちらを向いて写しても天井を除いて空が満足に映らず情緒の無い風景となる。今朝のニュースの時間に富士見と着く都内の地名の場所から富士山がまともに見える場所が障害となる高層の建物が増えて行くので10か所も無いと報じていた。
我が家のような集合住宅の場合は前の家がまとも見えて景色や空がほとんど見えない、このような場所で子供が育つと視野の狭い一面的にしかものを見られない子供が育つのではないかと心配になってくる。


寒くとも木の芽花の目備えおり   枯沼


2012年1月26日木曜日

お爺さんの集まり

寒さで凍り始めた池
家人が頼まれてグループサウンズ・タイガースのコンサートへ出かけた、武道館にオバアサンが大集合し満席でコンサートが始まったら館内総立ちで2時間半、ジュリー、サリーとかキャーキャー大声援で大騒ぎだったそうだ。我がアパートはその時代を過ごしたご婦人方が主婦をされており家人より二,三歳若い方達で数回行かれた方もあり、皆さんその時代に完全に戻ってしまったようだと家人が娘に話していた。
家人より年上は子育て主婦が多くて横目で白黒テレビを見ていたからほとんど興味が無いようで家人が姉に出かけた事を電話で喋ったらあんなお爺さんの集団の何処が好いのかしらと言われてしまったそうだ、確かにお爺さんの集団だ。漏れ聞くところでは昔のメンバーで食べて行かれない人が多くコンサートを開き資金カンパしているらしい。


池が凍て落ち葉閉じ込め色模様    枯沼

2012年1月25日水曜日

ウエストサイズ ストーリー

日経夕刊一番裏の文化面に私の玉手箱というコラムがあり内外の著名人が自分のお宝や愛用品を一週間ずつ紹介する趣向。長年使い続け手垢のついた表紙が破れた手帳、芯が出たカバン、硯、文鎮、カメラなど身の回り品からご先祖から頂いたり引き継いだ国宝級の品物まで千差万別で写真がついている。
僕にその趣向の品物に何があるかと云うと無くすし落とすし安物買いですぐに壊れるから無い。


この馬革のベルトは台湾へ赴任した時普段使うベルトが無かったので南京西路中山市場の舶来服飾品店で買った伊太利製と書かれていたもの、最近家人から古くなり見るからに汚いねと言われるまで全く気にせず使って来た。
よく見ると22年間の胴回り腹回りの歴史だ、写真の留め金が入っている穴が一番細く先端になるほど皮下脂肪が増えていく。
さすが先端は使った形跡がない、一番細い穴は昨年急激に痩せて64㎏になった時に使い始めたが現在は少し回復し二番目の穴で過去から使用頻度が比較的高い穴で形が崩れている。
22年間切れず壊れず会社の仕事着と通勤着以外私の腹にピタリとついていてくれた品物、宝物でありウエストサイズストーリー。


日脚延び朝日床差し春気分       枯沼

2012年1月24日火曜日

予報通りの雪が降りました

雪が降ります、間もなく雨が雪に変わりますとテレビの天気予報が時々刻々と天気の移り変わりを予報ではなく実況してくれる便利な世の中だ、目が覚めると辺りが明るくて雪と知る時代に育った者としては面白みがない。
21時半ごろ娘が珍しく早く帰宅し玄関で荷物を持って来たので激しい雪で濡れたからタオルを貸してと家人に叫んでいた。
カーテンを開けて見ると大きな雪片が降っている、これでは濡れる。
今朝新聞を取りに行く時に見たら1cm位車に積もっていた、あの勢いだともう少し積もっていてもよいはずだが意外に少ない。
雪になれない地域では降らない方が良い、ほんの少しでも滑ったの転んだの、車がひっくり返ったのと騒ぎになり、また電子制御されている鉄道の装置に雪が入り込んだりして通勤に支障が出て来る。
喜んでいるのは旧正月で日本へ観光旅行に来た中国人だろう、特に雪の珍しい地域の方々は冬の日本へ来て好かったと小躍りした光景が目に浮かぶ。


はらはら音たて雪載る寒椿  枯沼

2012年1月23日月曜日

陽が長くなった

今日はあいにく曇り空で時々小雨が降る日、最近日没が若干遅くなって来たと感じるので正確に奥多摩の峰に沈む夕日を見ようと思っていたが適わず。
旧臘22日が冬至で16時32分が東京の日没、今日は旧暦元日で16時59分この間で27分陽が長くなり(昼間が)照射方向と角度も変わって来て16時頃に夕日が部屋に入り込むようになり台所の方へ日脚しが延びている。外から見ると思わぬところに日が当たり部屋の中が丸見えになっている、日差しが動くにつれてブラインドを上げ下げして調節しなければならないがほんの瞬間の陽光でも暖かさがある。


日脚延び忘れ居る品浮かび出て   枯沼



2012年1月22日日曜日

雨が降ったら

待望の雨が昨日から降り出し一昨日のお湿りの雪もあり部屋の湿度が80%に上がった。
昨夜は寝ていても鼻が乾かず鼻水も全く出て来ないから身体は正直です、久しぶりに深く眠れて寝坊してしまった。
雨のお蔭で気温も少し高く先日までの空っ風の体温を奪う寒さが小休止していて助かる。
このまま季節的に春が来るのかと思ったら未だ大陸から寒波がやってくるようで熟睡出来るような湿度を維持してほしいものだ。


未だ餅がかびずに残る寒のうち    枯沼

2012年1月21日土曜日

氷が融けたら何になる

理科年表で見ると年間平均気温7℃の場所で暮らしていた時、地元紙に小学校で先生が氷が融けたら何になるかと試験問題を出した、教師は水と教えたつもりだがある女生徒が春になると回答したと掲載されていた。
僕は生まれて初めて河川も凍りつき流れが止まり雪は二階まで届く位積り昼間でも零下10℃が続き立木が凍りつき割れる信じられない世界で暮らした時だったのでまさに正解だと思った。幼い時から雪と氷の世界に暮らしてきた彼女には春が来るのだと刷り込まれ、そのようにしか思えなかったのだ。
寒い季節になるとこの記事を思い出すから以前に同じような事を書いたかもしれない。


写真は寒さなんて関係ないとばかりに水浴びするメジロ、周囲では順番を待っています。


大寒や何処をさ迷うルリビタキ   枯沼

2012年1月20日金曜日

もうすぐ春が

この23日が新春、今年は早いから寒さのピークが来たと僕は思っている。新春が2月に来ると昨年のようにいつまでも寒い。今朝からみぞれが降り続いている、お役人が今冬初めて降雪を見たから初雪と公認したが実は昨年暮れに積雪があったのだが掌る官公署には降らなかったようです。
今日雪が降ったのは旧正月以外に太平洋岸では春の知らせでして低気圧が沖合を通るようになった証しで天気予報のお姉さんが解説してくれると好いのだが。


写真はもう満開に近いロウバイ


ロウバイの香り馥郁笑顔なり   枯沼

2012年1月19日木曜日

空が湿ってきました。


からからに乾ききっていて飛行機雲も出来ない典型的な冬型の太平洋岸気候が30数日続いていたが昨日から飛行機雲が出来はじめ今朝も青空が残っているが薄曇りで飛行機雲が幾つも出来ていた。
それが3時間もすると飛行機の写真の如く青空が消えてしまい曇り空に変わった。
雨の予報は出ていないがすっかり雨が降ってもおかしくない空模様、雨を待ち焦がれるのだが無理のようだ。
落ち葉がからからに乾いているので踏みつけると粉々になるような状態で喉が痛む。



白黒の水鳥数羽動かずに   枯沼

2012年1月18日水曜日

年寄が集まると

昔の職場の仲間が7名集まった、年齢差が10歳くらいあり未だ現役で仕事をしている人、聴講生、鳥見、洋式弓道を趣味としているなど平素の暮らし方は様々、一応五体満足だから夜の会に参加し酒が飲める人たちだった。しかし出てくる話しは近況や出て来ない仲間の話題が終わると何処でもお決まりの持病の話題になってしまう。
それから年金の少なさをぼやいてお開き、今度は何処かへ旅行をしようと意見が出たが実行出来るだろうか。
気のおけない人々と昔話や近況を語るのは楽しいし性格や考え方が変わっていない事が面白い。


寒に咲く水仙あるも気付かれず   枯沼

2012年1月17日火曜日

電気が来ないと

15日の日曜日だったと思うが内航航路の貨物船だと思うが電気モーターが故障したという理由で操船不能となり砂浜に座礁させたとテレビが報じていた、モーターを修理し自力で離礁したそうだ。
驚いたのは船がモーターの故障で操船出来なくなるとは、制御系統が全て電力で操作され制御されていたと云う事か。僕も電子制御の工場で働いていた事があるが船が操船出来ないのは恐ろしい、もし大洋のど真ん中で電気系統が故障し運行出来なくなり連絡も出来なくなったら極端な場合は幽霊船が漂う事に最後にはなるだろう。
実は僕は夜間運転している車の電気系統がすべて効かなくなり、しかし車は走っている経験をした、詳しい事は忘れたがエンジン系統だけ通電していたみたいで照明、計器盤の照明も切れた無灯火の車を運転し家に帰る恐ろしさ、山形市内だから出来た事だ。


今日は阪神淡路大震災の17回記念日と母の命日。


芽吹き待つ花の木たちは孤独なり   枯沼

2012年1月16日月曜日

センター試験

先日、明大前まで神田上水を歩いて行ったときに明大の正門を通った、門扉の柱にセンター試験会場の立て看板が出ていた。中を覗くと少し離れたガラス張りの校舎に父兄らしき人々が立っているが見えた。子供の入学試験に付添いとは寒いのにご苦労な事だと思った、
校門に数人の得体のしれない大人の群がおり、走り込んでくる高校生らしき若者に何か札みたいな物を渡しくどくどと説明して背中をたたき激励し中へ行かせている、夕方に受験生でもないだろうしなんだろうか。身内に受験生がいないのでセンター試験が行われているとは知らなかった、世と隔絶された生活をしているようだ。
皆さんよく試験の夢を見てうなされるとか、冷や汗をかいたとか言われるが怠け者の僕は試験の夢を見た事がない。


底冷えに客少なくATM  枯沼




2012年1月15日日曜日

羊羹

落語で横町のご隠居や大家が厚く切って出してやんな、薄くていいよ、もういらないよ と与太郎や熊、八っあんと受け答えが悪いと変わってくる茶菓子で保存が利く餡を使った棹物の菓子。
甘いものが全く食べられなかった僕が最近菓子を食べるようになりどこか体が悪くなったのかと心配している、或いは頭がぼけて悪くなり意地汚くなったのかもしれない。


先ほど、不覚にも家人から強制されて分厚い奴を二切れも食べてしまった、最近の家人は年のせいか高圧的に食べさせる、俺は豚じゃないからと言うのだが後難を恐れて出された菓子をつい食べてしまう気の弱さ、真に羊羹怖い!!餡殺されかねない。


ウグイスの落とした椿散らばりて     枯沼

2012年1月14日土曜日

ゴミが多い神田上水

下流へ下ると今頃は洗い髪が芯から冷える情景が見られたのだろう神田川上水を明大前まで下ってみた。水量は極めて少なくてやっと水が流れている状態だが川底にはコンビニの袋に入ったゴミが投げ捨てられているしコンクリート片、大きな石、自転車、生活雑排が砂と溜まって浅瀬を形成している。
コイが僅かな深水にかたまっておりコサギが餌を捕っている事から水質はそう悪くないのだろう。
上流の場所によっては生えている水草を刈ってしまい毎年カモやオシドリが営巣しているのを追い出してしまったりするが浜田山を過ぎて環八を横切る辺りまではゴミが多い、川へゴミを投げ捨てれば海まで行くと思っているのだろうが集中豪雨の時以外は流量が無い都市の川に期待しても無理だ。
毎朝、まだ土手があり染物屋が糊を落としたり晒したりしている作業を見ながら橋を渡り通勤した高田馬場付近も同じ状態になっているのだろうか。


人群れて大学試験終わり待ち    枯沼

2012年1月13日金曜日

交換レンズ

鳥がなかなかジャスピンに撮れない理由をレンズのせいにしている、今日は風も無く穏やかな晴天で
公園へ行けばよいものを荻窪のカメラ屋へ出かけた。欲しいレンズは普通乗用車一台と同じくらいの値段でとても手が出るものではない。僕が40,50歳代なら買っても一生使えるが今からの一生では、その機能を使いこなせるようにならないし車なら誰か使うだろうが超望遠レンズでは引き取り手がいない。
それを諦めさせる為に出かけた、レンズ自体も3kgくらいあり持って歩くのも大変だ、ジュラルミンのトランクみたいなケースに入っていて持ち運びするのだが今でも2kg以上の重さのレンズとカメラを背負って歩いているが、とても背負って歩けないのだ。
カメラ屋の親父が車がでないと年寄が毎日リュクサックで背負って歩くのは無理ですよと諌めてくれた。
この他に昆虫や花を接写で獲るレンズと人様用もついでに見たが、年寄が持ち歩くには高級すぎる事に気が付いた。




水仙が出番みはかる寒さかな    枯沼

2012年1月12日木曜日

止せば好いのに

氷がある水たまり

今日は今冬一番気温が低く寒い日だ、午前中は風が吹き本当に寒かった、治りかけていた鼻粘膜のアレルギーが再発し鼻水が流れ始めた。午前中は頼まれて吉祥寺の百貨店へ買い物に出かけたが、これだけで止めておけばよいものを鳥見に公園へ行った。
冬鳥が少なくいつ行っても同じ鳥しかいないのだが、もしかもう来ているのではないかと思いどうしても行きたくなるのだ。
話しによると関東以外の北の地域は冬鳥が少ないようだ、何処かへ鳥見に行きたくなってきた。
台湾からは旧正月が終わり旅行者が少なくなったら出かけておいでとお誘いを頂いているので思い切って鳥見に行こうかと思っている。
それにしても冬鳥が少ない原因は東日本震災により地磁気がずれて鳥が日本へ飛んで来られないのではと心配している。


この寒さ鳥は水浴び嬉々として   枯沼

2012年1月11日水曜日

街の監視カメラ

先日自首した正直者新興宗教事件の逃亡者を新大阪駅や都内などで監視カメラが捉えたと言われる写真が公開されたが非常に鮮明に写っている事に驚かされた。
我が駅のエスカレーター乗り場やエレベーターなどに設置されているのは知っていたが、これほどの威力があるとは。
この写真の駅でも探せば数か所に付けられ安全確認をしているのであろうが不審者を記録するためでもあるだろう。これらが無意識の僕を写していてくれるのだ、ホテル、スーパー、コンビニ、銀行、駅、公園、高速道路、わがアパートの入り口で選び出されて僕は不審者と疑われて秘かに尾行などがついて監視されているのではないだろうか。
台北の百貨店の入り口が鏡張りの店があったが裏では警備員が大勢並んで客を監視していたのだ、それを知らずに服装や化粧を直している方がいたが知っている僕は吹き出した
、世界中であの手この手で監視されていますからいつでも第一級正装で緊張して街を歩いてください。


日脚延びメダカの鉢に日が当たり   枯沼

2012年1月10日火曜日

また見た嫌なもの

昼から神田上水を遡り鳥見に出かけた、天気は良いし風は無いし暖かい川沿いの遊歩道を歩いていると大きくて太いお犬様の排泄物を何か所でも見かけた。昨日はあるお宅の前の道路に白墨のような白い文字がある、毎日犬が排泄していくらしく、いい加減にしろと犬の種類が書かれている。
一時見かけなくなったと思ったら大小を問わず放置してあり踏みそうになる、ナポレオン時代のパリ市街とは言わないがひどい。今はハエがいないからまだましだが夏のハエがたかる時期になると目も当てられない。
公園の公衆トイレには犬の排泄物を入れたビニール袋を水洗トイレに流さないでくれ詰まるから困りますと掃除する人の悲鳴が書かれている、道端から回収しても途中でとんでもない事をしている人がいるものだ。


 厚着して登校今日始業式



2012年1月9日月曜日

今日は成人式でした

渋谷駅のモアイ象
散歩から帰ると家人がアパート一階にお住いの方のお嬢さんが成人式で写真を撮ってほしいと依頼があった言うではないか、僕は鳥、虫、花は撮っても人間ましてやきらびやかに着飾った妙齢のお嬢さんなぞ撮ったことが無いので慌てた。
待てど来ないから誰かに撮ってもらったと思って居眠りしていたらみえたのであわてた。
何とか撮ったが欠点だらけで困っている、今後少しは人を撮ってみる事も必要だと痛切に感じた。
そうそう人間を撮るレンズも用意しなければならない。


寒風に揺れる木の実を鳥落とし    枯沼

2012年1月8日日曜日

体重が増えた

昨年春から夏にかけて体重が67kgから一時64㎏まで下がった、原因は酒を飲むのを止めたくらいしか思いつかない。近所の掛かりつけの医者様へ行ったついで話したら結構な事ですねもっと減ってもいいですよとのたもうた。衣服の胴回りが緩いし顔に皴が出て余計貧素になり近所の奥さんが80歳代ですかと聞いたよと言う。自覚症状は全くないし食欲があり食べても体重が増えず、若いころと同じようになったかと日本酒を飲み始め食べる量を増やしたら66kg台に最近なった。
家人たちが顔に艶が出て来てふっくらとして来て好かったと勝手な事を云う、67,8kgの時は腹が出てデブ一直線だとか、みっともない体型がさらにひどくなったとか言いたい放題だった、これでまた67kgにでもなり腹が出始めたら意地汚いから腹八分目を知らない等と言い出すだろう。
太らない体質だと勝手に思っていたがやはり食べたら増加するのだ、4月にはあのいい加減な区民検診が待っているから制限して行かざるを得ない。




日向ぼこ死語となりけりビルの家   枯沼

2012年1月7日土曜日

無関心に驚きました

午前中に家人から買い物を頼まれて西荻へ出かけた、ついでにパン屋へ寄ったら極めてひどい光景を見た。それは菓子パン類を盆に載せて自由に数や種類を選んでレジへ持って行く売り場で母親に手を引かれた子供が手で並べられているパンを撫でては口へ指を持って行くのだ、見兼ねて咳払いをしたら母親がほーら叱られたでしょと子供に言ったが止めろとはっきり叱らなかった。
ほーらと云う事母親は子供の行動を知っていて注意しなかったのだ。近所の規模の小さなパン屋では子供が触っている品物を母親が買っていたのを見かけた。
帰宅し昼食の時に話すと家人はよくあるから私は買わない、先日売り場を大改造したスーパーはパンの位置を高くし扉をつけて子供が触れられない様にしたそうだ。

写真は昨六日久我山駅ホーム向かいの線路際の柿が熟れたらしくムクドリ5羽、メジロ2羽が来ていた。

寒入りに柿の実熟れて鳥来たり  枯沼

2012年1月6日金曜日

新春吉例横浜港寄席


今日のお題(演目)









昨年暮れ神田の蕎麦屋へ集まった時に画伯がご贔屓にしている権太楼師匠から今日横浜賑わい座に出る事を聞き、毎年ここで新年会をしている面々が噺を聞きに行った。
開演まで40分はあろうと言うのに80%は老人が既に前の方の噺がよく聞こえるところには座っている、某所に用事があるのか開演中も席を立つ方が多かった。
演目は噺家が高座に上がってから気分で決めるから始まるまで何をやるか分からない、終わると廊下にお題として貼りだされる、正月は演者の新春興行でご祝儀稼ぎでろくな芸は無いけれど権太楼さんは力を入れていた、先代小さん師匠がこれをやるのを聞いたが彼の方が酒の飲み方の表情や次第に酔って行く過程が上手かったが権太楼さんは状況描写が熱演だった。
終わってからそのまま帰る面々ではないので場内の熱気を近所の居酒屋へ持ち込んで落語談義と画伯の独演を聞いた初春の半日だった。


初春の寄席年寄の寄る処 枯沼

2012年1月5日木曜日

この正直者めが

新興宗教の指名手配者が警察へ出頭し自首して来たと言っても取り合ってもらえなかった話しはまるで落語だ、もう年が変わろうとしている時間に自首しましたと言っても酔っ払いがからかいに来たと思うだろう。まさか今でも人通りの多い処には手配書が張り出されている重要犯がのこのこ出て来ると思う方が不思議。
コソ泥でも警察の前は避けて通るだろうから警察の門前で棒を持って立つ門番は面白おかしく言うと映画の湾岸警察署のようにピストルを盗まれたり占拠されるのを防止するためか当日捕まり留置している犯人の奪還を防止する目的だ。
都内の警察を巡り何軒目かで私は手配書の通り背が高いでしょ、この通り犯人ですから捕まえてくださいと頼んでやっと逮捕された事が明るみに出て、この正直者めがと幹部は苦虫をかみつぶした顔をしているだろう。


寒の入り昼間の月の白さかな     枯沼

2012年1月4日水曜日

典型的な関東の冬景色

カラカラに乾燥して、おまけに空っ風が吹いているから肌寒い、風速1mにつき体感気温が1℃下がるそうだ。そのような晴れが毎日続くのが関東の天気でして遠方の山がよく見える、場所に拠っては関東との国境の山に雪が積もって白く見えている、しかし国境の向こう側は大雪が降っている。
つい最近まで乾燥注意報が出ると火災予防の広報車が町内を走っていたが最近は見かけなくなった。今もテレビで湿度が10%から20%、乾いた晴れが続き朝は寒く最高気温8℃くらいと予報している、僕にはつらいのです、喉と鼻の粘膜が乾燥して咳と鼻水が出る。


黒豆の漆黒光り妻自慢  枯沼

2012年1月3日火曜日

雲に虹が出来ていました。

雲の虹





鳥見に出かけたが鳥がいない、年始に何処かへ行ってしまったのかと思うほどで普段うるさいハシブトカラスまでいないのだ。
ふと空を見ると太陽の周りにある雲に虹が出来ていた氷の粒が屈折しているのだろう。






松飾珍しきかな新開地   枯沼

2012年1月2日月曜日

ロウバイ

ロウバイ(蠟梅)が咲いていないか探して見たらつぼみ状態のところがあった、この花は春早く咲きしかも香りが良い。如何にも春が来たと冷たい空気の中で気持ちを和ませてくれる。
電子辞書の広辞苑では蝋のような光沢の花と説明がある、つぼみの色と質感はその通りだが僕は前にも書いた通り正月前に咲くから中国で臘月(十二月)の梅と呼んだのではないかと推定し、それが由来のような気がするが確かめたくても確かめようがない。もう少し中国語が上達すれば中国の植物園にでも手紙を出して聞いてみるのだが未だそこまで力が無いのが残念。


空晴れて砂塵舞い冷え春いつも   枯沼


関東の典型的な冬新春の情景、しかし畑が少なくなり砂塵が舞わなくなり
黄砂だと誤解する人まで出て来る。この寒い風に吹かれて凧揚げを正月に
しましたが広場や畑が無くなり凧揚げを今は見られなくなりましたね。

2012年1月1日日曜日

新年を迎えて

2012年の新春を迎えました、皆さん同じ思いで生き易くしなければならない時代の幕開けでしょう。
老兵は消えず去って行くのみと日本を離れた米国の将軍がいたが、老兵である僕は消えて次世代へ余計な心配や気遣いをさせない事だと思います。
僕には難しい事は似合わない、古典を聞いてあっははと腹を抱えて笑っているか鳥見が似合う、寄席が始まったので聞くとしようか。
今年は去年の続きでして引き続きよろしくお願い致します。


初春や何も変わらず年が増え    枯沼